抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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半波長線路の真ん中を180度折り曲げてC形状にした結合伝送線路(C-section)は,結合長が1/4波長の奇数倍となる周波数で群遅延が極大値をとる。このようなC-sectionを複数直列に接続し,個々の長さを調整することにより,所望の周波数特性をもつ群遅延線路を作ることができる。これはリアルタイム信号処理には欠かせない技術であるが,その設計には1計算あたり約2時間を要するフルウェーブ解析(HFSS)を繰り返して最適化を行う必要がある。一つの構造設計に数週間を要した設計時間の短縮を目指して,本論文ではC-section特性のデータベース化を行い,これを数値的に合成する手法が有効であることを示す。一例として2週間を要した設計作業が1日で完了でき,フルウェーブ解析と同等な結果が得られることを報告する。(著者抄録)