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J-GLOBAL ID:201502281841896520   整理番号:15A0734796

高圧ねじり歪によって作製された準微結晶純鉄の滑り摩耗挙動

Sliding wear behavior of sub-microcrystalline pure iron produced by high-pressure torsion straining
著者 (5件):
資料名:
巻: 336-337  ページ: 58-68  発行年: 2015年08月15日 
JST資料番号: E0377A  ISSN: 0043-1648  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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高圧ねじり(HPT)歪によって作製された準微結晶純鉄ディスクの滑り摩耗挙動について,ボール・オン・ディスク形態を用いて調べ,そして,そのHPTプロセスにおける歪の効果及び摩耗試験の継続時間の効果などを調べた。その結果から,「その摩耗量は,HPT中における繰返し数の増加に伴って低下し,また,その初期段階における比摩耗率は,そのディスクのVickers硬度と逆比例していた」ことを見出した。しかしながら,その長い摩耗試験時間においては,その摩耗率は,非変形試料とHPT処理試料の両方において,次項のトライボロジー挙動に起因した付着剪断摩耗から滑りプロセスへの遷移のために,非常に小さくなった。1)その摩耗誘導層における結晶粒の微細化,2)その摩耗表面に付着したサブミクロン摩耗粒子,3)部分的なアスペリティ変形による表面平坦化。その摩耗試験後における非変形試料とHPT処理試料の間においては,それらの摩耗表面下の微細構造と硬度において,重要な差異はなかった。したがって,HPTは,その初期段階においてのみ,その摩耗抵抗を改善し,また,長い摩耗試験においては,その効果は小さくなった。本研究によって,「HPT歪によって作製したサブミクロン結晶粒は,摩擦剪断歪によって,さらに100~150nmのサイズへと微細化され,一方,そのHPT処理中における更なる歪において,鉄の結晶粒微細化は飽和する」ことを初めて明らかにする。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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機械的性質  ,  潤滑一般  ,  金属の機械的性質 

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