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J-GLOBAL ID：201502281948482248   整理番号：15A0634767

市販の小型GPSロガーを用いた外来ハリネズミの行動圏調査法の検討

著者 (3件)： 三谷奈保 (日本大) ,  山田千紘 (日本大) ,  小松孝明 (東京農大)
資料名： 森林野生動物研究会誌  (Journal of the Japanese Wildlife Research Society)
号： 40  ページ： 7-13  発行年： 2015年03月30日 
JST資料番号： L2244A  ISSN： 0916-8265  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： GT-120と発信器を組み合わせた調査法の利点は,ラジオテレメトリーに比較して少ない労力で短い間隔で多数の位置情報を取得可能なことであった。また,藪の中にいるハリネズミを目視により確認するのは体サイズが小さいため難しいが,個体を直接観察しなくても日周行動や巣の位置を把握できた。さらに,調査を行ったゴルフ場の外周は別荘等の私有地に囲まれていた。ラジオテレメトリーでは,夜間に数地点から方探するために,別荘地を行き来することになり,調査者が不審者と誤解されたり,飼い犬の吠え声による騒音を引き起こしたりする懸念があるが,この調査法では居住者とのコンフリクトが少ないことがメリットであった。

シソーラス用語： 受信機 ,  データ ,  移動 ,  計測 ,  *データロガー ,  *ネズミ類 ,  外来種 ,  位置測定 ,  遠隔測定 ,  生息環境 ,  *調査 ,  野生動物 ,  *GPS
準シソーラス用語： *GPS【位置決め】 ,  GPSデータ ,  GPS移動計測 ,  GPS受信機 ,  *ハリネズミ ,  ラジオテレメトリ ,  *生息調査

分類 (2件)： 森林生物学一般  (FF02010T) ,  有害動物による植物被害一般  (FC04071D)

引用文献 (21件)：

• 阿部永・石井信夫・伊藤徹魯・金子之史・前田喜四雄・三浦慎悟・米田政明.2008.日本の哺乳類 改訂2版,東海大学出版会,秦野,206pp.
• Bortani, L. and Reggiani, G. 1984. Movements and activity patterns of hedgehog (Erinacus europaeus) in Mediterranean coastal habitats. Zeitschrift für Säugetierkunde 49 : 194- 206.
• Hof, A.R. and Bright, P.W. 2010. The value of agri-environment schemes for macro-invertebrate feeders : hedgehogs on arable farms in Britain. Animal Conservation 13 : 467-473.
• 市川恵三・中村一恵.1990.神奈川県におけるハリネズミの野生化.神奈川県自然誌資料11:79-80.
• Jackson, D.B. 2006. The breeding biology of introduced hedgehogs (Erinaceus europaeus) on a Scottish Island : lessons for population control and bird conservation. Journal of Zoology 268: 303-314.

タイトルに関連する用語 (5件)： GPS ,  外来 ,  ハリネズミ ,  行動圏 ,  調査