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J-GLOBAL ID:201502282064876516   整理番号:15A0116659

舶用SCRシステムを搭載した大型ディーゼル機関の就航試験結果

Test Results of Marine SCR System for Large Diesel Engines during Long Term Service Test
著者 (2件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 107-112  発行年: 2015年01月01日 
JST資料番号: S0651A  ISSN: 1346-1427  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2016年より予定されているIMOの窒素酸化物3次規制(Tier III)は,その適用が指定海域(ECA)に限定されるものの,Tier Iから80%削滅と非常に低い窒素酸化物排出規制値となっている。規制への適用技術として,陸上プラント設備やトラック等で実績のある選択触媒脱硝(SCR)による方法が期待されており,日立造船は,SCRシステムを適用した実機エンジンにおいて,Tier IIIの窒素酸化物排出規制値をクリアした。開発した舶用SCRシステムは,過給機の上流に蒸発器とSCR反応器を配置した構成となっている。排気集合管から出た排気ガスを蒸発器に導き,蒸発器にて,還元剤を噴霧・蒸発させる。反応器には,排ガスと還元剤の混合ガスが入り,反応器内にある触媒を通過する際,脱硝反応が進行する。処理後のガスは,過給機に送られ,タービンで仕事(給気過給)をしたのち,煙道を通じて,煙突より船外へ排出される。SCRシステムに使用する触媒は,シート状の基材にチタニア-バナジア系の触媒成分を含浸させ,ハニカム型の形状に成型した。開発した舶用SCRシステムを新造する就航船で実証を行うために,機関室のレイアウトを考慮して,本システムを搭載予定の舶用ディーゼル機関(6S46MC-C7)に組み込み,出荷前に工場の試験台にて機関性能や脱硝性能の確認を行った。実海域での運転による脱硝性能,操縦性やメンテナンス等の課題を把握すべく,海上での運航試験を行った。
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分類 (2件):
分類
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圧縮点火機関  ,  触媒操作 
引用文献 (3件):
  • 1) 馬場真二,中尾徹,日本マリンエンジ二アリング学会誌,vol.46, pp.20-25, (2011).
  • 2) H. Christensen, MAN Diesel & Turbo, Denmark: Continuous Development of TierIII SCR for Large Two-Stroke Diesel Engines, 27<sup>th</sup> CIMAC World Congress 2013, Paper No.178 (2013).
  • 3) T. Fujibayashi, S. Baba, H. Tanaka: Development of Marine SCR System for Large Two-Stroke Diesel Engines Complying with IMO NOx TierIII, 27th CIMAC World Congress 2013, Paper No. 29 (2013).
タイトルに関連する用語 (4件):
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