抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ボイラー技術進展の技術史を連載記事として解説した。本稿では,水管ボイラーの水循環問題を解説した。上部汽水ドラムと下部水ドラムを垂直管で結んだ流動モデルを用いて水循環の定式化を図る,Friedrich Munzingerの均質モデルを説明した。例えば,Munzingerは,幾つかの仮定条件下で,二つの汽水ドラムを結ぶ連絡管の径により,水位変動挙動は異なり,細い場合には長周期の大きな振動となるのに対して,太い場合は変動も短周期で振幅も小さく,システム安定性には,連絡管がある程度太い方が望ましいとの結論を示したことを紹介した。Munzinger以降の幾つかの水循環の研究の一つとして,M,Guilleaumeの研究を紹介した。ボイラー設計の標準的教科書というべきSpanlekhaverの著書を紹介し,特に水管ボイラーについてのコメントを抜粋し説明した。英国機械技術者協会誌,ドイツのVDI-Z,米国造船技術者協会誌について,ボイラー,水循環に関する研究論文の動向を紹介した。