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J-GLOBAL ID：201502282330647439   整理番号：15A0244053

時間とエネルギーの不確定性関係II.-非可換性の視点から

著者 (1件)： 谷村省吾 (名古屋大 大学院情報科学研究科)
資料名： 素粒子論研究・電子版(Web)
巻： 17  ページ： WEB ONLY  発行年： 2014年03月25日 
JST資料番号： U0314A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 素粒子論研究・電子版Vol.16(2014)No.5において堀田昌寛氏は私の前回の論文に対して批判的なコメントを寄せているが,それは堀田氏自身の誤解に基づくコメントと思われる。本稿では,堀田氏の誤解を解くべく,前論文よりも詳細な解説を述べる。また,対象系と測定系の間の相互作用時間とエネルギー移動量の不確定性関係にとっては,孤立系のハミルトニアンと相互作用ハミルトニアンの非可換性が本質的であることを強調しつつ,いくつかのモデルを詳述する。(著者抄録)

シソーラス用語： *量子論 ,  *不確定性原理 ,  時間 ,  エネルギー ,  ハミルトニアン ,  数学的性質 ,  エネルギー移動 ,  電子系
準シソーラス用語： 非可換性 ,  相互作用ハミルトニアン ,  相互作用時間 ,  測定系

分類 (1件)： 量子力学一般  (BA06010C)

引用文献 (13件)：

• 谷村省吾「時間とエネルギーの不確定性関係- 腑に落ちない関係」素粒子論研究・電子版Vol. 16 (2014) No. 3.
• 堀田昌寛「素粒子論研究Vol. 16「時間とエネルギーの不確定性- 腑に落ちない関係」 に対するコメント」素粒子論研究・電子版Vol. 16 (2014) No. 5.
• L. Landau and R. Peierls, “Erweiterung des Unbestimmtheitsprinzips f¨ur die relativistische Quantentheorie”, Z. Phys. 69, 56-69 (1931).
• L. D. Landau and E. M. Lifshitz (translated by J. B. Sykes and J. S. Bell), Quantum Mechanics (Non-relativistic Theory), 3rd edition (Pergamon Press, 1977). Section 44.
• E. H. Kennard, “Zur Quantenmechanik einfacher Bewegungstypen”, Z. Phys, 44, 326-352 (1927).

タイトルに関連する用語 (4件)： エネルギー ,  不確定性関係 ,  可換性 ,  視点