抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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チオカルボニル基はHOMO-LUMOギャップが小さく,n-π*遷移に由来する光吸収特性を示す興味深い官能基である。そこで今回我々は,π共役系にチオカルボニル基を導入し,その光吸収特性について検討を行うこととした。チオケトンの保護基としては,ある程度かさ高く電子供与性の高いフェロセニル基を選択した。塩化ベンゾイルに対して塩化アルミニウムを作用させた後,フェロセンを作用させることで,フェロセニルフェニルケトンを収率75%で得た。得られた化合物にローソン試薬を作用させることで,対応するチオケトンを収率49%で得た。得られた化合物の紫外可視吸収スペクトルを測定し,その特性について知見を得た。(著者抄録)