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J-GLOBAL ID:201502282691419961   整理番号:15A0640884

トリス(2,2′-ビピリジン)ルテニウム(II)のエナンチオマー分離: C2対称アニオンとD3対称カチオンの相互作用

Enantiomer Separation of Tris(2,2′-bipyridine)ruthenium(II): Interaction of a D3-Symmetric Cation with a C2-Symmetric Anion
著者 (5件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 1559-1563  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: W1323A  ISSN: 1528-7483  CODEN: CGDEFU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Δ,Λ-[Ru(bipy)3]3[Sb2(R,R-tart)2]2I2・18H2O(bipy=2,2′-ビピリジン,tart=テトラ脱プロトン化酒石酸アニオン)のX線結晶構造を分析して,この化合物の固体状態におけるキラル相互作用を研究した。100倍のジアステレオマーの溶解度差は10kJ/molの自由エネルギー差に相当するので,キラル識別エネルギーが大きくなくても実際には十分な分解能に達する。ヨウ化物の存在が[Ru(bipy)3]2+と[Sb2(R,R-tart)2]2-の分離にどの程度大きな差をもたらすか検討した。Δ-[Ru(bipy)3]2+カチオンとヨウ化物アニオンを含むシートが[Sb2(R,R-tart)2]2-アニオンと水を含むシートと交互に配列している層状構造において,ヨウ化物アニオンは[Sb2(R,R-tart)2]-2アニオンの方へ最大数のCH基を優先的に配向させ,2つのキラルカチオンがCH...Oによって1つのキラルアニオンが架橋結合して,D3対称カチオンとC2対称アニオン分割剤を結合する役割を果たしている。従って,ヨウ化物アニオンと[Sb2(R,R-tart)2]2-の混合物はΔ,Λ-[Ru(bipy)3]2+のキラル分別に適していることがわかった。
シソーラス用語:
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
白金族元素の錯体  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  化合物の化学熱力学(混合系) 

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