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J-GLOBAL ID：201502282736660959   整理番号：15A0645497

典型的な四核ジスプロシウムクラスタの配位子場を最適化することによる磁気異方性の効率的増強

Efficient enhancement of magnetic anisotropy by optimizing the ligand-field in a typically tetranuclear dysprosium cluster

著者 (8件)： LIU Jiang (Key Lab. of Synthetic Bioinorganic Chemistry of Ministry of Education, School of Chemistry and Chemical Engineering ...) ,  CHEN Yan-Cong ,  JIANG Zhong-Xia ,  LIU Jun-Liang ,  JIA Jian-Hua ,  WANG Long-Fei ,  LI Quan-Wen ,  TONG Ming-Liang
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 44  号： 17  ページ： 8150-8155  発行年： 2015年05月07日 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ランタニドイオン周辺の配位子場に対する摂動は明らかに単分子磁石の磁気ダイナミクスに寄与するかも知れない。これは2つの典型的なDy₄クラスタ系単分子磁石(SMMs),すなわち,多核キレート配位子として3,5-ビス(ピリジン-2-イル)-1,2,4-トリアゾール(2,2-bptH)を用いて,構築された[Dy₄X₂(μ₃-OH)₂(μ-OH)₂(2,2-bpt)₄(H₂O)₄]X₂・2H₂O・4EtOH(1及び2用にそれぞれ,X=Cl及びBr)により証明される。交流(ac)磁化率測定は錯体1及び2のエネルギー障壁がDy^IIIイオン周囲の配位子場の最適化のため,著者らの以前の研究と比較して,大きく増強したことを示す。注目すべきことには,ゼロ印加外部dc磁場の下,190K(1)及び197K(2)にてそれらの高熱活性障壁は報告された四核ランタニド系SMMs内で最高のレベルにある。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *ジスプロシウム錯体 ,  *多核錯体 ,  *磁気異方性 ,  クラスタ ,  磁石 ,  ヒドロキソ錯体 ,  アクア錯体 ,  磁化率 ,  配位子場 ,  障壁 ,  窒素複素環化合物 ,  キレート化合物 ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： エネルギー障壁 ,  トリアゾール誘導体 ,  *四核錯体 ,  単分子磁石

分類 (2件)： 第3族元素の錯体  (CE01060J) ,  有機化合物の磁性  (BM06070A)

物質索引 (2件)： エタノール ,  3,5-ジ(2-ピリジニル)-1H-1,2,4-トリアゾール

タイトルに関連する用語 (7件)： 核 ,  ジスプロシウム ,  クラスタ ,  配位子場 ,  最適化 ,  磁気異方性 ,  増強