抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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単結晶中性子構造解析は水素原子をはじめとした軽原子を観察する強力な手段である一方,数ミリ角という巨大な単結晶が必要となり,単結晶試料の調製が非常に大きな障壁であった。近年,大強度中性子施設J-PARC/MLFに設置された2台の単結晶回折計ではパルス中性子を用いたTOF-Laue法によって高効率な回折測定を実現し,0.5mm角程度という従来に比べて小さい単結晶試料を用いた測定が現実的なビームタイムで可能となったことから,測定の対象となり得る試料は大きく拡大したと言える。本講演ではTOF-Laue法の原理や化学分野における単結晶構造解析の最新状況について解説する。(著者抄録)