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J-GLOBAL ID：201502283887382221   整理番号：15A0681348

Frizzled 2は蚊Aedes aegyptiにおけるTORシグナリング媒介卵産生の調節の重要な成分である

Frizzled 2 is a key component in the regulation of TOR signaling-mediated egg production in the mosquito Aedes aegypti

著者 (2件)： WENG Shih-Che (Dep. of Parasitology, National Taiwan Univ., Taipei, Taiwan) ,  SHIAO Shin-Hong (Dep. of Parasitology, National Taiwan Univ., Taipei, Taiwan)
資料名： Insect Biochemistry and Molecular Biology  (Insect Biochemistry and Molecular Biology)
巻： 61  ページ： 17-24  発行年： 2015年06月 
JST資料番号： D0873A  ISSN： 0965-1748  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Wntシグナリング経路が,ショウジョウバエの胚発生と細胞極性の鍵となる事象として,最初に発見された。近年では,いくつかのレポートは,Wntが哺乳類でmTOR経路を活性化させることによって翻訳と細胞の成長を促進することを示した。以前の研究は,ラパマイシンの標的(TOR)経路が蚊卵黄形成で重要な役割を演ずることを示した。しかし,これらの2つの経路間の相互作用は,蚊でよく分かっていない。この研究において,著者らは,TORとWntシグナリング経路からの因子が蚊卵黄形成で相乗的に相互作用すると仮定した。著者らの成績は,Aedes aegyptiFrizzled 2 (AaFz2)(Wntシグナリング経路の膜貫通受容体)のサイレンシングは,蚊の生殖能を減少させることを示した。AaFz2は,血粉6h後にメスの蚊で転写や翻訳レベルで高度に発現した。このことは,AaFz2のアミノ酸刺激による発現を示した。特に,S6Kのリン酸化,TOR経路の下流の標的およびビテロゲニンの発現は,AaFz2がない場合阻害された。この研究では,WntとTORシグナリング間の直接的つながりは,蚊生殖の調節において検出されなかった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *タンパク質 ,  *膜受容体 ,  ネッタイシマカ ,  細胞情報伝達 ,  *セリン/トレオニンキナーゼ ,  生殖能力 ,  卵形成
準シソーラス用語： Aedes aegypti ,  *Frizzled ,  Wntシグナリング ,  生殖能 ,  卵黄形成 ,  *TOR

分類 (3件)： 生殖生理一般  (EJ15010E) ,  遺伝子操作  (EC02050B) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (7件)： Frizzled ,  蚊 ,  Aedes ,  TOR ,  シグナリング ,  卵産生 ,  調節