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J-GLOBAL ID：201502283950534363   整理番号：15A0215524

生物学的適合性を有するマンノシル化エンドソーム脱出ナノ粒子類は腫瘍関連マクロファージへの短いヌクレオチド配列の選択的搬送を増強する

Biocompatible mannosylated endosomal-escape nanoparticles enhance selective delivery of short nucleotide sequences to tumor associated macrophages

著者 (10件)： ORTEGA Ryan A. (Vanderbilt Univ., TN, USA) ,  ORTEGA Ryan A. (Vanderbilt-Ingram Cancer Center, Tennessee, USA) ,  BARHAM Whitney J. (Vanderbilt-Ingram Cancer Center, Tennessee, USA) ,  KUMAR Bharat (Vanderbilt Univ., TN, USA) ,  TIKHOMIROV Oleg (Vanderbilt-Ingram Cancer Center, Tennessee, USA) ,  MCFADDEN Ian D. (Vanderbilt Univ., TN, USA) ,  MCFADDEN Ian D. (Vanderbilt-Ingram Cancer Center, Tennessee, USA) ,  YULL Fiona E. (Vanderbilt-Ingram Cancer Center, Tennessee, USA) ,  GIORGIO Todd D. (Vanderbilt Univ., TN, USA) ,  GIORGIO Todd D. (Vanderbilt-Ingram Cancer Center, Tennessee, USA)
資料名： Nanoscale  (Nanoscale)
巻： 7  号： 2  ページ： 500-510  発行年： 2015年01月14日 
JST資料番号： W2323A  ISSN： 2040-3364  CODEN： NANOHL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,in vitroおよびin vivoでのMnNP(マンノシル化エンドソーム脱出ナノ粒子類)の生物学的適合性を検証した。また,TAM(腫瘍関連マクロファージ)ターゲッティングへの増強を目的として導入した,ナノ粒子表面上のターゲッティングリガンドとしてのマンノースの利用効果について述べた。実験の結果,本研究のMnNPをin vivoで使用した場合に,毒性を生じないことが確認された。具体的には,MnNPと共にTAMをインキュベートする実験では,細胞膜のバイアビリティーに影響をおよぼさないことが確認された。さらに,成体マウスを用いた本研究のMnNP投与実験において,腎臓や肝臓に対する急性毒性は観察されなかった。本研究のMnNPは,主要な乳房腫瘍中のTAM類へと,蛍光ラベル化ヌクレオチド類を供給する能力があることがわかった。また,MnNP表面上のマンノース-ターゲッティング戦略は,卵巣腫瘍TAMへのラベル化ヌクレオチド類の搬送効率に優れており,ヒドロキシル基で被覆された同様のコア構造を有するがターゲットを有しない非特異的ナノ粒子を用いた場合と比較して,その効率が格段に優れていることが確認された。

シソーラス用語： 生体適合性 ,  グリコシル化 ,  *エンドソーム ,  *ナノ粒子 ,  マクロファージ ,  *ヌクレオチド配列 ,  in vitro実験 ,  in vivo実験 ,  乳房腫瘍 ,  急性毒性 ,  腎臓 ,  肝臓 ,  マウス ,  蛍光標識 ,  ヘキソース ,  アルドース ,  ヒドロキシ基
準シソーラス用語： ヒドロキシル基 ,  *マンノシル化 ,  蛍光ラベル ,  *腫瘍関連マクロファージ ,  *生物学的適合性

分類 (4件)： バイオアッセイ  (EA03060N) ,  細胞学一般  (EF01000A) ,  ヌクレオシド,ヌクレオチド  (CF10060K) ,  有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  (BH06062I)

物質索引 (1件)： マンノース

タイトルに関連する用語 (8件)： 生物学的適合性 ,  マンノシル化 ,  エンドソーム ,  脱出 ,  ナノ粒子 ,  腫瘍関連マクロファージ ,  ヌクレオチド配列 ,  増強