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J-GLOBAL ID:201502284292951229   整理番号:15A0466230

新規繊維分級分析装置を用いたパルプスラリーの解析に関する検討(第1報)

Novel Analysis Method for Pulp Furnish Using Tube Flow Fractionator: (Part 1)
著者 (3件):
資料名:
巻: 69  号:ページ: (JA)426-431,(EN)432-437  発行年: 2015年04月01日 
JST資料番号: G0115A  ISSN: 0022-815X  CODEN: KAGIAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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新規繊維分級分析装置「フラクショネータ」を用いて,脱墨パルプ(DIP)スラリー中における歩留剤や凝結剤などの内添薬品の効果を検証した。フラクショネータとは,パルプスラリー内の固形分を流体力学的抵抗が大きい順に分級した上で,パルプの繊維長等を測定する装置のことである。まず,内蔵のCCDカメラで繊維や填料の凝集状態を視覚的に調査したところ,無薬添のDIPスラリーの場合は填料が分散した状態であったのに対し,薬品を添加すると填料が凝集および/もしくは繊維へ定着していることが確認された。この凝集/定着挙動は薬品によって異なっていた。例えば,低分子量・高電荷密度の凝結剤を添加した場合には繊維と填料が比較的小さな凝集塊を形成していたのに対し,高分子量・中電荷密度の歩留剤を添加した場合には填料が表面に定着した繊維同士が大きく凝集している様子が観察された。続いて,レーザー光学式濃度計で,繊維の流出挙動を示す偏光トレース(D-Led)と,填料や微細繊維の流出挙動を示す散乱光トレース(S-Led)の変化を調査した。その結果,無薬添のDIPの時は不一致であったD-LedとS-Ledが,薬添後は一致することが確認された。したがって,薬添前後のレーザートレースの変化を調べることで,薬添による填料や微細繊維の繊維への定着挙動を簡易的に捉えられると考えられた。また,この変化の様子は薬品の種類によって異なっており,CCDカメラで観察された繊維や填料の凝集挙動を示すものと考えられた。以上より,本法を用いることで様々な内添薬品の効果をスラリーの状態で簡便に確認することが可能となった。今後,本法を用いることで,薬品選定が効率的かつ効果的になると考えられた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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パルプの処理,抄造,仕上 
タイトルに関連する用語 (4件):
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