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J-GLOBAL ID：201502284420175156   整理番号：15A0306398

7フェムト秒中赤外光パルスの発生と分光計測応用

Generation and Application of 7-fs Mid-Infrared Pulses

著者 (3件)： 藤貴夫 (分子科学研) ,  野村雄高 (分子科学研) ,  白井英登 (分子科学研)
資料名： 光学  (Japanese Journal of Optics)
巻： 44  号： 2  ページ： 68-73  発行年： 2015年02月10日 
JST資料番号： G0125B  ISSN： 0389-6625  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 中赤外分光は,物質の同定手段として各分野で利用されている。分子振動をプローブするためには,中赤外領域全域で白色光源を利用することが有効である。分子科学研究所における超広帯域コヒーレント赤外光発生装置の開発について紹介した。フィラメンテーションによる超広帯域中赤外光パルス発生法を述べ,赤外光パルスの評価法を説明した。また,相互相関周波数分解光ゲート法やチャープパルス周波数逓倍法も述べた。フィラメンテーションを使った超広帯域コヒーレント中赤外光発生は,世界中で利用されており,分光への応用も検討されている。Fourier分光法と比較すると,装置は非常に高価で,複雑であるが,高速で広帯域という特徴がある。

シソーラス用語： *赤外レーザ ,  パルスレーザ ,  レーザパルス ,  *フェムト秒レーザ ,  パルス発生器 ,  *赤外分光法 ,  赤外分光分析 ,  分子振動 ,  光プローブ ,  光源 ,  白色光 ,  広帯域 ,  相互相関関数 ,  計測 ,  チャープ ,  周波数逓倍 ,  フィラメント ,  レーザビーム ,  *自己集束 ,  Fourier分光法
準シソーラス用語： パルス発生 ,  フィラメンテーション ,  周波数分解光ゲーティング ,  *中赤外レーザ ,  中赤外分光法 ,  超広帯域 ,  白色光源

分類 (2件)： 赤外・遠赤外領域の分光法と分光計  (BD07042H) ,  非線形光学  (BD05000T)

引用文献 (29件)：

• C. J. Fecko, J. J. Loparo and A Tokmakoff: ”Generation of 45 femtosecond pulses at 3 μm with a KNbO₃ optical parametric amplifier,” Opt. Commun., 241 (2004) 521-528.
• A. Braun, G. Korn, X. Liu, D. Du, J. Squier and G. Mourou: ”Self-channeling of high-peak-power femtosecond laser pulses in air,” Opt. Lett., 20 (1995) 73-75.
• L. Bergé, S. Skupin, R. Nuter, J. Kasparian and J.-P. Wolf: ”Ultrashort filaments of light in weakly ionized, optically transparent media,” Rep. Prog. Phys., 70 (2007) 1633-1713.
• A. Couairon and A. Mysyrowicz: ”Femtosecond filamentation in transparent media,” Phys. Rep., 441 (2007) 47-189.
• F. Théberge, N. Aközbek, W. Liu, A. Becker and S. L. Chin: ”Tunable ultrashort laser pulses generated through filamentation in gases,” Phys. Rev. Lett., 97 (2006) 023904.

タイトルに関連する用語 (4件)： フェムト秒 ,  光パルス ,  分光計測 ,  応用