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J-GLOBAL ID：201502284491488104   整理番号：15A0540227

コバルトポルフィリン触媒による光化学的な水の酸化時の一重項酸素抵抗性の改良

Improving Singlet Oxygen Resistance during Photochemical Water Oxidation by Cobalt Porphyrin Catalysts

著者 (3件)： NAKAZONO Takashi (Dep. of Chemistry, Fac. of Sciences, Kyushu Univ., 6-10-1 Hakozaki, Higashi-ku, Fukuoka 812-8581 (Japan); ...) ,  PARENT Alexander R. ,  SAKAI Ken
資料名： Chemistry - European Journal  (Chemistry - European Journal)
巻： 21  号： 18  ページ： 6723-6726  発行年： 2015年04月27日 
JST資料番号： W0744A  ISSN： 0947-6539  CODEN： CEUJED  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人工光合成を用いた地球規模のソーラ燃料の生産を可能にするためにおおいに改善した安定性を持つ水の酸化触媒の開発が必要であった。光系の安定性は集光時に生成する一重項酸素による攻撃のためしばしば低下した。今回,一重項酸素による攻撃に抵抗性を持つよう設計したCoFPS,即ちフッ素化Co-ポルフィリンによる光化学的な水の酸化を報告した。CoFPSはターンオーバー数が非常に多くなったことで分かるように非フッ素化Co-ポルフィリンと比較すると安定性が非常に改善した。安定性が改善したことによりCoFPSは,化学プローブとしての9,10-ジフェニルアントラセンを用いることによりin situで生成が監視可能な一重項酸素による攻撃に対し抵抗性を得た。動的光散乱法(DLS)によりCoFPSが均質性を保ち,その結果水の酸化触媒として作用するときの安定性を証明できた。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *コバルト錯体 ,  *ポルフィリン錯体 ,  分解反応 ,  *一重項酸素 ,  光合成 ,  *光触媒反応 ,  *接触酸化 ,  *光酸化 ,  耐性 ,  分子設計 ,  安定性 ,  *遷移金属触媒 ,  光触媒 ,  *配位子効果 ,  *大環状化合物 ,  密度汎関数法 ,  触媒 ,  均一系反応 ,  反応機構
準シソーラス用語： コバルト触媒 ,  均一触媒 ,  人工光合成 ,  水分解

分類 (3件)： 均一系触媒反応  (CB06090Q) ,  光化学反応  (CB08020F) ,  コバルトとニッケルの錯体  (CE01092Y)

物質索引 (1件)： 3,3′,3′′,3′′′-(21H,23H-ポルフィリン-5,10,15,20-テトライル)テトラキス(2,4-ジフルオロベンゼンスルホン酸)

タイトルに関連する用語 (7件)： コバルト ,  ポルフィリン ,  触媒 ,  光化学 ,  水の酸化 ,  一重項酸素 ,  抵抗性