抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高圧受電設備での電気事故を未然に防止するため,電気設備については保安規定に基づいて月次点検や年次点検を実施している。本文は,年次点検で高圧真空遮断器と継電器との連動動作試験を実施したときに不具合を発見し,事故を未然に防止した事例を紹介した。今回のケースでは,高圧真空遮断器の外観点検,絶縁抵抗測定および継電器単体での動作試験の結果は良好であったが,高圧真空遮断器と継電器との連動動作試験では高圧真空遮断器が動作しなかった。そこで,高圧真空遮断器本体を重点的に点検したところ,動作不良の原因が可動部のグリスの経年劣化であることが判明した。近年,24時間営業の店舗の普及等の事情により,停電作業が困難になっているが,電気設備の安全確保のためには外観点検を主とした月次点検と,停電状態での定期点検とを並行して実施することが必要である。