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J-GLOBAL ID：201502284724096341   整理番号：15A0322124

高強度短パルスレーザー駆動ナノ粒子クーロン爆発による発生中性子数のレーザーエネルギー則

Laser-Energy Scaling Law for Neutrons Generated from Nano Particles Coulomb-Exploded by Intense Femtosecond Laser Pulses

著者 (4件)： 阪部周二 (京大 化研 先端ビームナノ科セ) ,  阪部周二 (京大 大学院理学研究科) ,  橋田昌樹 (京大 化研 先端ビームナノ科セ) ,  橋田昌樹 (京大 大学院理学研究科)
資料名： レーザー研究  (レーザー学会誌)
巻： 43  号： 2  ページ： 82-87  発行年： 2015年02月15日 
JST資料番号： X0335A  ISSN： 0387-0200  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在の中性子源に用いられている核分裂炉や加速器の代わりに,レーザーによる中性子発生法が注目されている。高強度短パルスレーザーをクラスタ分子に照射すると,瞬時にクラスタから電子が剥離され,残されたイオンクラスタがそのクーロン反発力により爆発する現象を観測している。レーザーとクラスタ(ナノ粒子)との相互作用で発生する高エネルギーイオンを利用した核反応性粒子のレーザーエネルギー比例則について説明した。レーザークラスタ相互作用による高エネルギーイオンの発生機構を述べ,クラスタクーロン爆発による発生イオンのエネルギーのレーザ強度比例則を示した。次に,レーザーナノ粒子相互作用による中性子発生を解析した。レーザーエネルギー比例則から,現状の技術のレーザーでも,小型中性子源が実現できることを指摘した。

シソーラス用語： パルスレーザ ,  *パルスレーザ照射 ,  強度 ,  駆動場 ,  ナノ粒子 ,  Coulombポテンシャル ,  *中性子 ,  発生 ,  エネルギー保存則 ,  *中性子源 ,  クラスタ分子 ,  クラスタ ,  クラスタイオン ,  斥力 ,  相互作用
準シソーラス用語： *Coulomb爆発 ,  高強度 ,  短パルスレーザ ,  中性子発生

分類 (3件)： レーザの応用  (BD04100V) ,  その他の素粒子・核実験用粒子発生装置  (BE02040T) ,  レーザ照射・損傷  (BK16040S)

引用文献 (15件)：

• S. Sakabe, T. Mochizuki, T. Yabe, K. Mima, and C. Yamanaka: Phys. Rev. A 26 (1982) 2159.
• 阪部周二,飯田敏行,高橋亮人:日本原子力学会誌43(2001)996;C.Yamanaka and S.Sakabe:Rev.Laser Eng.30(2002)185.
• M. Roth, D. Jung, K. Falk, N. Guler, O. Deppert, M. Devlin, A. Favalli, J. Fernandez, D. Gautier, M. Geissel, et al.: Phys. Rev. Lett. 110 (2013) 044802.
• T. Ditmire, T. Donnely, A. M. Rubenchik, R. W. Falcone, and M. D. Perry: Phys. Rev. A 53 (1996) 3379.
• T. Ditmire, J. W. G. Tisch, E. Springate, M. B. Mason, N. Hay, R. A. Smith, J. Marangos, and M. H. R. Hutchinson: Nature (London) 386 (1997) 54.

タイトルに関連する用語 (7件)： 高強度 ,  短パルスレーザー ,  ナノ粒子 ,  クーロン爆発 ,  中性子数 ,  レーザー ,  エネルギー