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J-GLOBAL ID：201502284747187514   整理番号：15A0603885

コールドスプレー技術で生成する金属皮膜を適用した高力ボルトの防食性能と機械的性質

著者 (4件)： 清川昇悟 (横河ブリッジ) ,  井口進 (横河ブリッジホールディングス 総技研) ,  木村雅昭 (東京ファブリック工業) ,  下里哲弘 (琉球大 工)
資料名： 鋼構造論文集  (Steel Construction Engineering)
巻： 22  号： 85  ページ： 133-141  発行年： 2015年03月25日 
JST資料番号： L5269A  ISSN： 1880-9928  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コールドスプレー技術による高力ボルト継手部の防食性について報告した。当技術は,金属粉体を固相のまま基材に高速で衝突させて皮膜を生成するもので,鋼橋の高力ボルト継手部に対する工法(SZ)では,亜鉛粉体を用いる。SZで生成した亜鉛皮膜やその上に施した塗膜の防食性について,塩水噴霧試験により検証した。また,SZ施工時の高力ボルト継手部に対する赤外線サーモグラフィと熱電対による温度計測結果,および高力ボルトの引張強度試験やリラクゼーション試験の結果について報告した。さらに,モノレールの鋼橋を対象とした施工性と施工能率を確認する試験施工を行った。主な知見を以下に示す。1)亜鉛皮膜を生成した高力ボルトは,標準的な防食仕様と同等以上の防食性を有する。2)高力ボルトの引張強度やリラクゼーションに与える影響はない。3)狭隘部では施工困難となる場合がある。

シソーラス用語： *高力ボルト ,  *コールドスプレー ,  *耐食性 ,  鋼橋 ,  ボルト継手 ,  金属粉末 ,  亜鉛 ,  塗膜 ,  塩水噴霧試験 ,  温度測定 ,  引張強さ ,  応力緩和 ,  モノレール鉄道 ,  実物試験 ,  機械的性質 ,  強度
準シソーラス用語： リラクゼーション ,  亜鉛皮膜 ,  亜鉛粉体

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  防食  (WB03040M)

引用文献 (9件)：

• [1] 井口進,清川昇悟,木村雅昭,下里哲弘:特殊金属皮膜生成技術のボルト継手部塗装への適用,土木学会第69回年次学術講演会,I-567,pp.1133-1134,2014.9
• [2] 榊和彦:コールドスプレーの概要ならびにその軽金属皮膜,軽金属,第56巻,第7号,pp.376-385,2006.10
• [3] 日鉄住金ボルテン:アンチラストTCボルト(防錆処理高力TCボルト)パンフレット,2013.2
• [4] 沖縄総合事務局開発建設部・沖縄県土木建築部監修:沖縄地区鋼橋塗装マニュアル,2008.8
• [5] 例えば,(社)日本溶融亜鉛鍍金協会:溶融亜鉛めっき上の塗装,2006.5

タイトルに関連する用語 (5件)： コール ,  金属皮膜 ,  高力ボルト ,  防食 ,  機械的性質