文献

J-GLOBAL ID：201502284914213883   整理番号：15A0194373

H.264/MPEG-4 AVCの符号情報に基づく適応的色空間変換方式

Adaptive Color Conversion Method based on Coding Parameters of H.264/MPEG-4 AVC

著者 (5件)： 加藤晴久 (株式会社KDDI研究所) ,  米山暁夫 (株式会社KDDI研究所) ,  内藤整 (株式会社KDDI研究所) ,  酒澤茂之 (株式会社KDDI研究所) ,  松本修一 (一般社団法人 日本ケーブルラボ)
資料名： 映像情報メディア学会誌(Web)  (Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers (Web))
巻： 66  号： 9  ページ： J310-J317 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0261A  ISSN： 1881-6908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,超高精細映像に対する新たな符号化方式として,4:4:4サンプリングにおけるチャネル間相関を削減する方法に着目し,H.264の高画質化手法を検討した。一般的なRGBチャネルはチャネル間の相関が高く,符号化の観点からすると最適な色空間とは言えない。しかし,符号化でよく利用されているYUVにしてもチャネル間の相関を完全に排除し切れてはいないため,サブサンプリングしない場合に,色空間としてYUVを積極的に採用する理由は乏しい。提案法は,H.264の予測情報を用いてチャネル間の冗長性を削減した。具体的には,H.264のIntra予測モード情報や動き予測情報から類似画素を抽出し,当該画素から算出した相関削減変換を適用することで高い負荷化効率を実現した。IntraおよびInterに適用可能な提案法は大幅な画質改善効果を得た。

シソーラス用語： *国際規格 ,  MPEG ,  *色空間 ,  符号化 ,  色信号 ,  モード ,  改良 ,  *映像 ,  信号標本化
準シソーラス用語： *H.264/AVC ,  MPEG-4 ,  RGB ,  サンプリング【標本化】 ,  画質改善 ,  *超高精細映像 ,  予測モード

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (13件)：

• 1) ITU-R BT-1769. Parameters values for an expanded hierarchy of LSDI image formats for production and international programme exchange (2006)
• 2) SMPTE 2036-1-2007. Ultra High Definition Television - Image Parameter Values for Program Production (2007)
• 3) Woo-Shik Kim, Dae-Sung Cho, and Hyun Mun Kim, “Inter-plane Prediction for RGB Video Coding,” In IEEE International Conference on Image Processing, pp. 785-788 (2004)
• 4) Byung Cheol Song, Yun Gu Lee, and Nak Hoon Kim, “Block Adaptive Inter-color Compensation Algorithm for RGB 4:4:4 Video Coding,” IEEE Transactions on Circuits and Systems for Video Technology, 18, 10, pp. 1447-1451 (2008)
• 5) Sang Heon Lee and Nam Ik Cho, “Intra Prediction Method based on the Linear Relationship between the Channels for YUV 4:2:0 Intra Coding,” In IEEE International Conference on Image Processing, pp. 1037-1040 (2009)

タイトルに関連する用語 (3件)： 符号情報 ,  適応 ,  色空間変換