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J-GLOBAL ID:201502284929621597   整理番号:15A0361787

新規殺ダニ剤ピフルブミドの作用機構:ミトコンドリア呼吸鎖に対する影響

Mode of action of novel acaricide pyflubumide: Effects on the mitochondrial respiratory chain
著者 (6件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 19-24 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: F0886B  ISSN: 1348-589X  CODEN: JPSTCF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本試験は日本農薬株式会社が開発し新規の殺ダニ剤ピフルブミドの作用機構を調べることを目的とした。まず,本剤はコハク酸デヒドロゲナーゼ阻害(SDHI)系の殺菌剤に構造的に似ているため,ミトコンドリア複合体II阻害能を調べた。その結果,ピフルブミドはハダニのミトコンドリアに対して低い阻害活性を示した。一方,脱アシル化代謝産物(NH型)は,高いミトコンドリア阻害活性を示した。ピフルブミドはハダニホモジネート中のNH型を速やかに代謝した。これらの結果から,ピフルブミドはNH型が活性を有するプロドラッグであることがわかった。実際,ピフルブミドのNH型とII複合体阻害型殺ダニ剤シエノピラフェンのOH型は,同一の酵素に作用する。しかし,二重阻害剤滴定法では,これらの化合物のミトコンドリア複合体IIへの結合部位や結合様式は明らかに異なることが示された。これらの結果から,これら2つの殺ダニ剤は,作用機構が異なるという観点から,異なるグループに分類されるべきであると考えた。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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害虫に対する農薬  ,  昆虫・ダニによる植物被害  ,  化学的防除 
物質索引 (2件):
物質索引
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引用文献 (32件):
  • 1) D. Marcic: J. Pest Sci. 85, 395-408 (2012).
  • 2) M. A. Dekeyser: Pest Manag. Sci. 61, 103-110 (2005).
  • 3) K. Motoba, T. Suzuki and M. Uchida: Pestic. Biochem. Physiol. 43, 37-44 (1992).
  • 4) Y. Koura, S. Kinoshita, K. Takasuka, S. Koura, N. Osaki, S. Matsumoto and H. Miyoshi: J. Pestic. Sci. 23, 18-21 (1998).
  • 5) F. J. Ruder and H. Kayser: Pestic. Biochem. Physiol. 46, 96-106 (1993).
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