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J-GLOBAL ID:201502284984484310   整理番号:15A0563407

卵巣癌において三次元コラーゲンI型マトリックスはパクリタキセル療法に対する抵抗に関係する微小管関連蛋白質タウの核アイソフォームを上方制御する

Three-Dimensional Collagen Type I Matrix Up-Regulates Nuclear Isoforms of the Microtubule Associated Protein Tau Implicated in Resistance to Paclitaxel Therapy in Ovarian Carcinoma
著者 (5件):
資料名:
巻: 16  号:ページ: 3419-3433 (WEB ONLY)  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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上皮卵巣癌は最も致命的な婦人科悪性腫瘍である。治療失敗の基礎をなしている1つの理由は,パクリタキセルに対する耐性である。微小管関連タンパク質タウの発現が,卵巣癌患者におけるパクリタキセルに対する反応の予測因子として最近提案された。タウの発現を,原発性卵巣癌の312の検体,および転移性卵巣癌の40の検体で,免疫組織化学法を使用して徹底調査した。漿液性上皮卵巣癌細胞系モデルを用いてウエスタンブロットと免疫蛍光染色でタウの発現を測定した。亜細胞分画およびウエスタンブロットを適用して,タウの核および細胞質限局化を調べた。遺伝子サイレンシングとクローン原性アッセイを用いてパクリタキセル反応を評価した。タウは,すべての検査事例の44%で発現された。原発性漿液性上皮卵巣癌症例で,46%はタウ陽性だった。転移性漿液性上皮卵巣癌症例で,63%はタウ陽性だった。細胞培養実験は,タウが多数のアイソフォームで発現されることを証明した。三次元コラーゲンIマトリックス培養状態は,タウタンパク質のアップレギュレーションに帰着した。三次元培養状態との組合せでの特異的siRNAによるタウのサイレンシングは,パクリタキセルで処置された細胞のクローン原性の有意の低下につながった。これらのデータは,タウ発現の低減が卵巣癌をパクリタキセル処置に対して敏感にする可能性があることを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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女性生殖器と胎児の腫よう  ,  基礎腫よう学一般 
物質索引 (1件):
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