抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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4次元空間の主座標軸方向の無限遠点を3次元スクリーンに透視投影すると,主消点という情報になって現れる。主消点は,視点の位置や視線の方向と関連したものであり,これまでの我々の研究から,ユーザが4次元空間を移動するときの目印として働くことがわかった。3次元空間中の主消点の位置を用いて,4次元空間の視点の位置を決定できるため,主消点を4次元空間で視点を制御するためのインタフェースに用いれば,直感的に4次元空間をハンドリングできると考えられる。このような着想から我々は,主消点の選択・移動操作による4次元空間の視点制御手法を提案する。提案手法を実装したインタラクティブシステムを用いて,ユーザが3次元空間に表示された主消点を掴んで操作することで,4次元空間を任意の方向に移動し,様々な視点から4次元データを観察できることを確認した。更に,提案システムを評価するためのユーザテストを行い,本システムが従来システムよりも4次元空間での直感的な視点移動を実現できることを実証した。また,本システムを統計データの提示や物理現象の解析,アニメーションの生成等に応用できる可能性を示した。(著者抄録)