抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,1980年-1990年代に活発な調査がなされていたが,近年調査の少ない日本海の10kmから100kmのメソβスケールの小低気圧と海氷の関係について,近年も同様の傾向を示すかを調査し,JMANHMを用いた感度実験を行い予報精度の向上を目標としている。以前の研究から,小低気圧の発生にはサハリン西岸から日本海側北部での帯状雲が重要であり,構造や成因から,択捉型とカムチャツカ型の2つに分類できることが知られている。今回の調査の結果から沿岸海氷量と09時の日本海の風向シアーに相関がみられ,オホーツク海側北部ほど相関が高かったが,過去の調査よりも低くなっていることが明らかとなった。数値実験の結果からは,オホーツク海の海氷が小低気圧に充てる影響は限定的であることが示唆された。