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J-GLOBAL ID：201502285743640598   整理番号：15A0156888

福井県における浮遊粒子状物質(SPM)環境濃度特性

Characteristics of Suspended Particulate Matter Concentration in Fukui

著者 (6件)： 三浦麻 (福井大 教育地域科学) ,  酒井忠彰 (福井県 安全環境部) ,  谷口佳文 (福井県衛生環境研究セ) ,  福島綾子 (福井県衛生環境研究セ) ,  吉川昌範 (福井県衛生環境研究セ) ,  坪内彰 (福井大 地域環境研究セ)
資料名： 日本海地域の自然と環境  (Memoirs of the Research and Education Center for Regional Environment, University of Fukui)
号： 21  ページ： 31-42  発行年： 2014年11月01日 
JST資料番号： L6660A  ISSN： 1343-084X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,福井県の浮遊粒子状物質(SPM)の環境濃度を,福井県一般環境大気測定局の14年間のデータを用いて検討した。福井県内全域においてSPM濃度は,3月から5月の黄砂現象に伴って上昇することが示唆された。SPM濃度は県北部の方が県南部および内陸部よりも高い傾向であることが分かった。内陸部を除く地域は,海陸風循環の影響を受け濃度が上昇することが示唆された。季節特性では,春期において,SPMの移流とともにO_X濃度の上昇をもたらすと考えられ,夏期のSPM濃度上昇は,県内地域における2次的なSPMの生成が関与することが推測された。また,日変化特性について,SPM濃度の上昇とNO_X濃度の上昇の時間帯が類似しており,自動車等の人間活動に起因するものと推測した。さらに,夏期の日中にSPM濃度が他の季節と比較して高くなる要因として,日中に卓越する海風の影響または光化学反応によるものであると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *福井県 ,  *浮遊粒子状物質 ,  大気汚染 ,  濃度測定 ,  測定データ ,  データ解析 ,  *季節的変動 ,  日変化 ,  *海陸風 ,  光化学汚染物質 ,  酸化窒素 ,  光化学反応 ,  *黄砂 ,  空間分布 ,  *特性 ,  PM2.5 ,  自動車排出ガス
準シソーラス用語： 自動車排気ガス ,  越境大気汚染 ,  光化学オキシダント ,  *地域性

分類 (1件)： 粒状物調査測定  (SB03060E)

タイトルに関連する用語 (4件)： 福井 ,  浮遊粒子状物質 ,  SPM ,  環境濃度