抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
粒子の表面改質には化学的,物理的,あるいは機械的方法があり,さらに材料特性 (有機/無機) や処理工程 (湿式/乾式) の違いによって,その手法は多様化している.これらの中で,樹脂粒子への超微粒子の外添,すなわちトナー粒子の複合化は,主に機械的方法が採用されている.外添剤は,粒子の付着,流動性などの制御のために使用されており,これらの特性は外添剤の種類と添加条件に大きく依存することが知られている.本稿では,粒子の表面改質および複合化技術の概要を記したのち,特性の僅かな違いを検出して多面的に評価する方法,すなわち,平均値あるいは代表値ではなく,データの統計分布やプロファイルを用いる方法を解説する.付着性の評価では気流法を取りあげ,外添状態,粒子の初期電荷,外部電場の影響を説明するとともに,トナー・キャリア間の付着強度分布も紹介する.流動性の評価では振動細管法を取りあげ,外添剤の大きさ,添加量,添加状態,樹脂粒子の形状よって流動性プロファイルが変化することを示す.(著者抄録)