抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アカマツとクロマツのマツノザイセンチュウ抵抗性個体の選抜に関して,平成25年度に実施した一次検査及び二次検査の結果について抗告した。東北育種場にて,アカマツで17系統235個体,クロマツで143系統3426個体について,一次検査として接ぎ木一次と2回接種の2通り,二次検査として接ぎ木二次を実施した。検定個体を無作為に配置して植栽した。このマツ検体に主軸注入法によって線虫を接種した。その後被接種マツ個体を観察して,健全,部分枯れ,枯死の3通りに区分した。その結果,被接種個体の被害は部分枯れ個体が7週目まで増加し,その後頭打ちとなり,枯死は7週目から11週目にかけて増加し,その後頭打ちになった。一次検定の結果,アカマツで4クローンおよびクロマツで12家系16個体が合格になった。二次検定の結果,アカマツで2クローン,クロマツで28クローンが合格となった。優良品種・技術評価委員会に申請した結果,アカマツ1クローンとクロマツ15クローンがマツノザイセンチュウ抵抗性品種として認定された。