抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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頂点誘導部分グラフとは,グラフG=(V,E)の頂点部分集合U⊆Vを与えたとき,両端点がUに含まれる頂点であるEの辺を辺集合とする部分グラフである。本稿では,与えられたグラフ中で頂点誘導部分グラフとなりうる辺の組合せを列挙し,Zero-suppressed Binary Decision Diagram(ZDD)というデータ構造により索引化することを試みる。ZDDの構築には,ありうる辺の組合せを全て索引化したZDDを,一括してトップダウンに構築するフロンティア法と呼ばれる技法を用いる。我々は,与えられたグラフの任意の辺集合が頂点誘導部分グラフとなるための条件を明らかにし,それによりフロンティア法に基づく列挙索引化手法を実現した。計算実験の結果,本手法は日本の都道府県隣接関係を基にしたグラフ上で,22,744,781,201,224個もの頂点誘導部分グラフを,わずか0.01秒で列挙しZDDにより索引化した。(著者抄録)