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J-GLOBAL ID:201502286394544418   整理番号:15A0510036

ヒト細胞内のリシン脱アセチル化酵素阻害剤のアセチル化部位特異性

Acetylation site specificities of lysine deacetylase inhibitors in human cells
著者 (16件):
資料名:
巻: 33  号:ページ: 415-423  発行年: 2015年04月 
JST資料番号: H0870A  ISSN: 1087-0156  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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リシン脱アセチル化酵素阻害剤(KDACI)は基礎研究で用いられ,がんなどの疾患の治療用として臨床試験が行われているものも多い。しかし,細胞内のKDACIの特異性は十分には解明されていない。今回我々は,定量的質量分析法を用い,ヒトリシン脱アセチル化酵素全18種類を網羅する19種類のKDACIに関してアセチル化の特徴を明らかにした。KDACIの多くは,ヒストンをはじめとするクロマチン結合タンパク質上の部位など,アセチロームの特異的な小サブセットのアセチル化を増加させた。阻害剤処理と遺伝的欠失を組み合わせることで,全サーチュイン阻害剤ニコチンアミドの作用が主としてSIRT1の阻害によって生じていることが明らかにされた。さらに,細胞質タンパク質に対するツバシンおよびブフェキサマックの作用は,HDAC6の阻害によるものであることが確認された。また,ブフェキサマックがHIF1-αの安定化を介してHDAC6非依存的な低酸素様の反応を引き起こしたことは,その炎症促進性有害作用の機構を説明する可能性がある。この結果はKDACIの特異性をシステムとしてとらえたものであり,アセチル化および脱アセチル化の機能を研究するための枠組みが得られた。Copyright Nature Publishing Group 2015
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分類 (3件):
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薬物の構造活性相関  ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  酵素一般 
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