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J-GLOBAL ID：201502286460905389   整理番号：15A0705922

北海とカッテガット海の海洋植物プランクトンバイオマス動態への難分解性有機汚染物質の相対的寄与

Relative contribution of persistent organic pollutants to marine phytoplankton biomass dynamics in the North Sea and the Kattegat

著者 (4件)： EVERAERT Gert (Ghent Univ., Lab. of Environmental Toxicology and Aquatic Ecology, J. Plateaustraat 22, B-9000 Ghent, BEL) ,  DE Laender Frederik (Univ. de Namur, Res. Unit in Environmental and Evolutionary Biology, Lab. of Environmental Ecosystem Ecology, Rue de ...) ,  GOETHALS Peter L.M. (Ghent Univ., Lab. of Environmental Toxicology and Aquatic Ecology, J. Plateaustraat 22, B-9000 Ghent, BEL) ,  JANSSEN Colin R. (Ghent Univ., Lab. of Environmental Toxicology and Aquatic Ecology, J. Plateaustraat 22, B-9000 Ghent, BEL)
資料名： Chemosphere  (Chemosphere)
巻： 134  ページ： 76-83  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： E0843A  ISSN： 0045-6535  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報で筆者等は,難分解性有機汚染物質(POPs)とクロロフィルaの濃度を用いて,1990年代と2000年代の間の北海とカッテガット海の海洋一次生産に対するPOP誘導の影響を推測した。このために,筆者等は,4つの古典的推進体(光と栄養素利用可能性,温度と動物プランクトン採食)を用いて植物プランクトン動態をモデル化し,POP誘導植物プランクトン成長制限項を用いてこのモデルを,観測したクロロフィルa濃度と一致するモデルにどの程度改良できるかを試験した。PCBsと農薬の観測濃度を含めることは,優れたモデル適合を生じず,北海とカッテガット海の海洋植物プランクトンPOP誘導成長制限が,古典的推進体によって生じる制限と比べて小さいことを示唆していた。海洋環境中のPOPsの大きさをより十分に表すために,観測濃度に10と100倍を掛けた。この2つの設定下で,植物プランクトン成長制限へのPOPsの地域固有寄与を発見した。植物プランクトン成長制限に対するPOPsの推察寄与は,ベルギー海水で約1%であったが,カッテガット海では,POPsは,植物プランクトン成長制限の約10%を説明した。これらの結果は,植物プランクトン成長制限に対するPOPsの寄与に地域差があることを示唆した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 海洋汚濁 ,  *水質汚濁物質 ,  *植物プランクトン ,  北海 ,  モデリング ,  *植物成長 ,  成長阻害 ,  クロロフィルa ,  海洋環境 ,  ベルギー王国 ,  海水 ,  地域差 ,  モデル ,  測定データ ,  ポリ塩化ビフェニル ,  農薬 ,  農薬汚染 ,  生物生産 ,  生態系 ,  バイオマス ,  *残留性有機汚染物質
準シソーラス用語： カッテガット海 ,  一次生産 ,  生態系モデル ,  *難分解性有機汚染物質

分類 (3件)： 海洋汚濁  (SB02040B) ,  その他の汚染原因物質  (SB05040W) ,  植物に対する影響  (EE05030G)

タイトルに関連する用語 (4件)： 北海 ,  海洋 ,  植物プランクトンバイオマス ,  難分解性有機汚染物質