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J-GLOBAL ID：201502286547037405   整理番号：15A0096774

固体電解質 二次電池を安全に

著者 (1件)： 冨田靖正 (静岡大 大学院)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 62  号： 12  ページ： 592-593  発行年： 2014年12月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： リチウムイオン二次電池の電池電解質には水溶液が使えないため,有機電解液が使用されている。しかし,安全性向上のため有機電解液を固体のイオン伝導体,すなわち固体電解質に置き換えた全固体リチウムイオン二次電池の開発が進められている。無機固体電解質とその伝導イオン種,イオン伝導率などについて述べ,克服すべき課題を挙げた。固体電解質では,粉体同士の良好な接合が難しいため,固体電解質粒子と接触できていない正極粒子の存在等により,電池の放電容量が減少してしまう。正極-固体電解質の良好な接触が特に重要と見られる。

シソーラス用語： *固体電解質 ,  *リチウムイオン電池 ,  電解液 ,  *安全性 ,  導体 ,  *電気伝導率 ,  カソード ,  接合 ,  *電池容量 ,  イオン伝導体 ,  *イオン伝導率 ,  *放電容量
準シソーラス用語： *リチウムイオン二次電池 ,  正極【電池系】

分類 (2件)： 電気化学一般  (CB07010N) ,  二次電池  (YB04030K)

引用文献 (4件)：

• 工藤徹一,笛木和雄,固体アイオニクス,講談社, 1986, p.51.
• 小久見善八,リチウム二次電池,オーム社, 2008, p.170.
• 例えば,芳尾真幸,小沢昭弥,リチウムイオン二次電池, 日刊工業新聞社, 2000.
• Y. Inaguma, C. Liquan, M. Itoh, T. Nakamura, Solid State Comm. 1993, 86, 689等.

タイトルに関連する用語 (2件)： 固体電解質 ,  二次電池