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J-GLOBAL ID:201502286616662988   整理番号:15A0421699

パーソナル・サウンド・ゾーン

Personal Sound Zones
著者 (4件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 81-91  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: H0928A  ISSN: 1053-5888  CODEN: ISPRE6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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パーソナル・サウンド・ゾーン(個人音響領域)として知られ,複数の聴取者に空間の領域を干渉を最小にして割当てるサウンド・レンダリング(音響表現)の需要が増している。本稿では,室内におけるマルチゾーン・サウンド・コントロール(多領域音響制御)を最適問題として定式化し,統一的な枠組みを提供する。具体的には,複数の空間の領域にわたる音響制御に関して,波動領域音場表現および動的音響補正を紹介する。音響制御技術は,一般に二つの範疇,音響コントラスト制御(ACC)と,音圧マッチング(PM)とに分類される。ACCにおいて,領域は高い音響エネルギーを備え明白な音での再生が望まれる明るい(bright)領域と,音響エネルギーレベルが低く暗い(dark)領域(静かな領域)とから構成される。ACC手法は,明るい領域と暗い領域との間の音響エネルギーのコントラストを最大化する最適化手法であるといえる。これに対し,PM手法は,伝統的なクロストークキャンセル(漏話除去)問題から得た方法で,他の領域において無音が生成されている間に,明るい領域において全強度で所望の音場を再生するものである。また,PM手法は,スピーカー駆動信号を取得するための陽解法であり,音響コントラストの最適化のように固有値問題を解く必要がない。パーソナル音響問題の課題である室内反響において,強い壁反射はオーディオ聴取体験を台無しにするものであるが,音響伝達関数(ATF)マトリクスが与えられ,動的室内音響補正を行うことにより修正することが可能である。具体的には,動的リスニングルーム補正を,波動領域適応フィルタリング(WDAF)を使用して実現する。もう一つの課題である複数のリスニング領域は,頑健で効率的なインパルス応答再構成を行う漏話除去により構成することが可能である。指向性音源の使用は,低周波数においてその指向性が一方向で一般的には制御することができない従来型のスピーカーと比較して優位性がある。その構成から,3次元(3D)放射が可能な球面アレーと,2D放射が可能な円筒アレーと,簡単な構造の線状アレーとがある。実験結果から,指向性音源を使用すると,著しく少ないスピーカー数で多領域音場の生成が可能であることが実証された。高次サラウンド音響,および,複数センサーを使用するパーソナルオーディオ装置に関しては将来の機会を待ちたい。
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