抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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富士通は公共図書館市場に30年以上携わってきた。複数の製品やサービスで市場全体をカバーする全方位サポートにより,富士通は現在,日本での市場の最大シェアを保持している。しかし,公共図書館は主に地方自治体によって運営されており,原則として無料サービスを提供している。その結果,情報通信技術(ICT)によって実現される費用対効果を直接的に確認することができないいくつかの側面がある。さらに,現在の経済情勢が公共図書館の運営に重くのしかかり,サービスの維持拡張のための投資を困難にしている。他方,スマートデバイスの広がりなどICTによる人々のライフスタイルの変化に起因して,公共図書館サービスに対するニーズが高まっている。こうした状況を考慮して,富士通は,新しい提案活動や製品開発を推進しつつ複数の既存製品の拡大を維持するための指針として,「One Library」のコンセプトを立案した。本稿では,このコンセプト創案の背景,およびこれに基づく製品開発について述べた。(翻訳著者抄録)