文献

J-GLOBAL ID：201502286766175597   整理番号：15A0659967

島根県の海岸に生息する昆虫

著者 (1件)： 林成多 (ホシザキグリーン財団 ホシザキ野生生物研)
資料名： ホシザキグリーン財団研究報告特別号  (Special Bulletin of the Hoshizaki Green Foundation)
号： 14  ページ： 1-119  発行年： 2015年01月10日 
JST資料番号： L8203A  ISSN： 2185-8500  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 島根県の海岸に生息する好海岸性種や準海岸性種を含めた昆虫について,生態写真を含めて解説した。主な海岸性種および広域種の生態写真,標本写真,特徴,生態,県内分布,文献記録等を紹介した。好海岸性種や準海岸性種も,海岸の環境に良く適応しており,重要な海岸昆虫相の構成種である。海面,岩礁や磯浜の潮間帯,岩礁や磯浜の潮上帯,砂質海岸の前浜,砂質海岸の後浜,砂質海岸の海浜植生帯,砂質海岸の砂丘,河口,汽水域について,海岸の多様な生息環境に生息する代表的な昆虫類を説明した。海面に生息する昆虫としてウミアメンボ類,潮間帯にはヤマトイスユスリカや他の双翅類,甲虫類ではハネカクシ科が多く海の生物と共存していた。また砂浜の漂着海藻や流木などには双翅類など多くの昆虫が集まった。海浜植生帯は海浜に生息する昆虫にとって,主要な生息環境であった。海岸に生息する昆虫の多様性を紹介した。

シソーラス用語： 島根県 ,  海岸 ,  *昆虫類 ,  *ファウナ ,  潮間帯 ,  植生 ,  生息環境 ,  生息場所 ,  生物多様性 ,  環境順応

分類 (1件)： 個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (128件)：

• 秋山美文(1995)チャイロチゲンゴロウを島根県で採集.昆虫と自然,30(8):29.
• 近木英哉(1975)出雲砂質海岸の昆虫.「島根県自然環境保全地域候補地学術調査報告書第集1.出雲砂質海岸」:23-27.
• 近木英哉(1997)木次町尺の内公園周辺の昆虫相(1993-1996年).ホシザキグリーン財団研究報告,(1):43-52.
• 古田 治(2005)鳥取砂丘採集記(ゴヘイニクバエを求めて).はなあぶ,(19):43-46.
• 端山 武(2009a)島根県出雲市の外園海岸に漂着するセンタウミアメンボ.ホシザキグリーン財団研究報告,(12):147-148.

タイトルに関連する用語 (4件)： 島根 ,  海岸 ,  生息 ,  昆虫