文献
J-GLOBAL ID:201502286774855335   整理番号:15A0520800

ダブルデッカー型金属フタロシアニン,M(PC)2およびM(PC)2+(M=Ti,Sn,Sc)の安定性に関する理論的研究: 密度汎関数の性能についての重要な評価

Theoretical study on the stability of double-decker type metal phthalocyanines, M(Pc)2 and M(Pc)2+ (M = Ti, Sn and Sc): a critical assessment on the performance of density functionals
著者 (4件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 6478-6483  発行年: 2015年03月07日 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ダブルデッカー型フタロシアニン化合物Ti(Pc)2,Ti(Pc)2+,Sn(Pc)2,Sn(Pc)2+,Sc(Pc)2,およびSc(Pc)2+のD4dおよびD2対称構造間の最適化構造と相対エネルギーの理論計算結果を報告する。計算は,18種の汎関数,B3LYP,B3PW91,B3P86,PBE1PBE,BHおよびHLYP,BPW91,BP86,M06,M06-2x,M06-HF,M06L,LC-BPW91,LC-ωPBE,CAM-B3LYP,B97D,ωB97,ωB97X,およびωB97XDを用いた。2つのフタロシアニン部分は,D4d構造における対面型構成で積層されているが,それらは,D2構造中の2つのσ結合によってつながっている。M(Pc)2およびM(Pc)2+の分子対称性は,電子非局在化に起因する安定化とフタロシアニン部分中のπ電子の交換反発の間のバランスに依存することを見出した。M(Pc)2およびM(Pc)2+についての計算のための適切な機能を選択するために,十分に確立された汎関数の性能を評価して,いくつかの重要な側面を引き出した。一般に,HF交換項の20~27%をもつハイブリッドGGAおよびハイブリッドメタ-GGA汎関数は,ダブルデッカー型フタロシアニン化合物に対して実験的予想と一致する分子構造を与える。純粋GGAおよび純粋メタ-GGA汎関数(BPW91,BP86,M06L,B97D)は,D4d構造の安定性を過大評価する傾向がある。一方,50%以上のHF交換を含む,または長距離補正(BHおよびHLYP,M06,M06-2x,M06-HF,LC-BPW91,LC-ωPBE,CAM-B3LYP,ωB97,ωB97X,およびωB97XD)を含む汎関数は,D2構造の安定性を過大評価する傾向がある。20%HF交換をもつ最も一般的に使用されるハイブリッドGGA汎関数の一つであるB3LYP汎関数は,Ti(Pc)2の2つの分子構造間の相対的安定性を推定することができないことを強調せねばならない。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造 

前のページに戻る