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J-GLOBAL ID:201502286923110488   整理番号:15A0321582

カスケード-濃縮,分離前処理法を介してのICP-MSによる鋼中の超微量ビスマス測定

Determination of Trace Amounts of Bismuth in Steel by ICP-MS Through a Cascade-preconcentration and Separation Method
著者 (7件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 332-334 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: F0100A  ISSN: 0915-1559  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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誘導結合プラズマ質量分析(ICP-MS)により,鋼中の微量(~0.05μg)ビスマスの測定を,1ドロップ溶媒濃縮法及び固相抽出法を組み合わせたカスケード濃縮および分離前処理方法により行なった。鋼試料酸分解からのビスマス(III)イオンは,ヨウ素と複合体を形成し,これは続いてテトラブチルアンモニウム(TBA)とイオン対を形成した。このイオン対を,ほぼ完全に,固相を充填したカラムを通過させることによって吸着させた。イオン対を酢酸エチルで溶出し,ジメチルスルホキシド少量(DMSO)を得られた溶液に添加した。ヨウ化ビスマス酸塩錯体/TBAイオンペアのDMSO相への成功した濃縮は,水浴(40°C)へコンパクトエバポレーターを用いて酢酸エチルを除去することによって達成された。サンプルは,内部標準(タリウム)溶液と酸性溶液で希釈した後,ICP-MSにより試験した。提案された方法のための較正曲線は,0.05?10μgの範囲で良好な直線性(=0.9997 r2の)を示した。0.05μgのビスマス2.5μgの純鉄(JSS003?6)酸性分解液にスパイクし,回復試験を実行した,回復は両溶液に対し98%,相対標準偏差(N=5)は,それぞれ8.8%と1.2%であった。認証標準物質分析を適用することで良好な結果を得た。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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金属,合金の物理分析 
引用文献 (12件):
  • 1) S. Itoh, H. Yamaguchi, I. Hamano, T. Hobo and T. Kobayashi: Tetsu-to-Hagané, 89 (2003), 82.
  • 2) T. Tanaka, Y. Masumoto, Y. Noguchi and H. Hayashi: Tetsu-to-Hagané, 91 (2005), 21.
  • 3) T. Kobayashi, S. Hasegawa, S. Itoh, K. Ide, H. Yamaguchi and K. Yamada: Tetsu-to-Hagané, 90 (2004), 36.
  • 4) T. Itagaki, K. Takada, K. Wagatsuma and K. Abiko: Tetsu-to-Hagané, 89 (2003), 890.
  • 5) JIS K 0133, General Rules for High Frequency Plasma Mass Spectrometric Analysis, Japanese Standards Association, Tokyo, (2012).
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