ペヘレイ(Odontesthes bonariensis)における性の決定及び分化期におけるステロイド産生や精子形成に関係する遺伝子の発現に対する5α-ジヒドロテストステロンの影響

GONZALEZ Anelisa; FERNANDINO Juan I.; SOMOZA Gustavo M.

文献

J-GLOBAL ID：201502287083200223 整理番号：15A0375680

ペヘレイ(Odontesthes bonariensis)における性の決定及び分化期におけるステロイド産生や精子形成に関係する遺伝子の発現に対する5α-ジヒドロテストステロンの影響

Effects of 5α-dihydrotestosterone on expression of genes related to steroidogenesis and spermatogenesis during the sex determination and differentiation periods of the pejerrey, Odontesthes bonariensis

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資料名：
巻： 182 ページ： 1-7 発行年： 2015年04月
JST資料番号： C0461B ISSN： 1095-6433 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

硬骨魚類における生殖腺発育の調節による性分化の制御で性ステロイドホルモンは重要な役割を果たしている。硬骨魚類における卵胞ホルモンは卵巣の分化と関連していることが知られているが,現在でも生殖腺の早期発育へのアンドロゲンの影響は議論されている。慣例上,11-ケトテストステロン(11-KT)は魚類において重要なアンドロゲンであると考えられているが,最近になって4足類の最も強力なアンドロゲンである5α-ジヒドロテストステロン(5α-DHT)が魚類の精巣や血漿中で見出された。しかしその生理的役割はまだ不明である。本論文では,孵化から生後6週の期間に5α-DHT(給餌中0.1及び10μg/g濃度)を添加した餌を2回給餌したペヘレイ幼魚のステロイド産生や精子形成に関連する遺伝子の発現,身体発育,及び性分化を評価した。最少添加量の5α-DHTで処理した幼魚ではhsd11b2の発現レベルが低くcyp19a1aとer2の発現レベルが高く,性比に違いはなかった。最大添加量の5α-DHTで処理した場合では,性比が雄側へ偏り,幼魚はamhの発現レベルの抑制,及びndrg3の発現レベルの活性化を伴う精子形成の発達に特徴的な遺伝子発現プロファイルを示した。体成長に違いは見られなかった。これらの結果により,この種のおいて5α-DHTは性分化に関与していると考えられ,その影響はその投与量により違うことが示唆される。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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性ホルモン , 生殖器官 , 魚類

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