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J-GLOBAL ID：201502287104452635   整理番号：15A0532455

一層基板で構成された広帯域マイクロストリップ線路・クアッドリッジ導波管変換器

著者 (3件)： 山田康太 (名古屋工大 大学院) ,  榊原久二男 (名古屋工大 大学院) ,  菊間信良 (名古屋工大 大学院)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 B(Web)
巻： J98-B  号： 3  ページ： 276-284 (WEB ONLY)  発行年： 2015年03月01日 
JST資料番号： U0471A  ISSN： 1881-0209  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 一層基板で構成された,広帯域なマイクロストリップ線路・クアッドリッジ導波管(MS-QRWG)変換器を開発した。クアッドリッジホーンアンテナ(QRHA)を用いてモジュールを構成する場合に,高周波回路とアンテナを接続するMS-QRWG変換器が必要となる。MS-QRWG変換器の平面線路から導波管への線路変換部分におけるインピーダンス整合は非常に重要で,QRHAのアンテナ特性に直結する。そこで本論文では,誘電体基板上の線路変換部分に新構造を導入することで広帯域に整合したMS-QRWG変換器を実現できることを,有限要素法による電磁界解析,及び実験により示している。また,提案の一層基板型MS-QRWG変換器を用いたQRHAを試作し,従来の同軸線路・クアッドリッジ導波管変換器を用いたQRHAと比較した。その結果,従来構造と比べて提案構造のQRHAでは,アンテナの各ポートにおける反射量の周波数特性が,広帯域にわたってより等しくなることを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *ホーンアンテナ ,  *マイクロストリップ線路 ,  *リッジ導波管 ,  単一層 ,  プリント基板 ,  広帯域 ,  *変換器 ,  *電磁遷移 ,  インピーダンス整合 ,  *素子構造 ,  電磁場解析 ,  *実証実験 ,  反射率 ,  周波数特性 ,  *設計 ,  透過率 ,  単離
準シソーラス用語： *素子設計

分類 (3件)： アンテナ  (ND06000M) ,  伝送線  (NC04030C) ,  導波管,同軸線路  (NC04040N)

引用文献 (14件)：

• T. Sugiura, Y. Kouno, A. Hashizume, H. Hirata, J.W. Hand, Y. Okita, and S. Mizushina, "Five-band microwave radiometer system for non-invasive measurement of brain temperature in new-born infants : System calibration and its feasibility," IEEE EMBS the 26th Annual Int. Conf., pp.2292-2295, San Francisco, CA, Sept. 2004.
• 山田康太,榊原久二男,菊間信良,荒川孝,坂本徹,武田政宗,"直交偏波 2帯域割り当てクアッドリッジホーンアンテナ,"信学論(B),vol.J97-B,no.3,pp.324-332,March2014.
• 古濱洋治,岡本謙一,増子治信,人工衛星によるマイクロ波リモートセンシング,電子通信学会,東京,1986.
• 河内まき子,持丸正明,"AIST人体寸法データベース1991-1992,"産業技術総合研究所,H16PRO 287,2005.
• 長谷川豊,高津湊,木村公洋,大西利和,前澤裕之,小川英夫,氏原秀樹,川口則幸,三谷友彦,宮本聖慎,"電波天文用広帯域フロントエンドの開発,"信学技報,WPT2012-46,March 2013.

タイトルに関連する用語 (3件)： 広帯域 ,  マイクロストリップ線路 ,  導波管変換器