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J-GLOBAL ID：201502287149098565   整理番号：15A0331171

真核生物伸長因子2キナーゼは,翻訳伸長を遅らせることにより低温ストレス応答を調節する

Eukaryotic elongation factor 2 kinase regulates the cold stress response by slowing translation elongation

著者 (9件)： KNIGHT John R. P. (Medical Res. Council Toxicology Unit, Leicester, GBR) ,  BASTIDE Amandine (Medical Res. Council Toxicology Unit, Leicester, GBR) ,  ROOBOL Anne (Univ. Kent, Kent, GBR) ,  ROOBOL Jo (Univ. Kent, Kent, GBR) ,  JACKSON Thomas J. (Medical Res. Council Toxicology Unit, Leicester, GBR) ,  UTAMI Wahyu (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  BARRETT David A. (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  SMALES C. Mark (Univ. Kent, Kent, GBR) ,  WILLIS Anne E. (Medical Res. Council Toxicology Unit, Leicester, GBR)
資料名： Biochemical Journal  (Biochemical Journal)
巻： 465  号： 2  ページ： 227-238  発行年： 2015年01月15日 
JST資料番号： B0205A  ISSN： 0264-6021  CODEN： BIJOAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： HEK293細胞に軽度な低温ストレス(32°C)を与えたときの蛋白質合成速度の変化を調べた。その結果,低温ショック蛋白質であるRBM3とCIRPの発現増加に加えて,蛋白質合成速度が低下することがわかった。その一方で,ポリソームへの大きな影響は認められず,細胞の生存性も変わらなかった。翻訳速度の低下には,eEF2キナーゼによるeEF2のリン酸化が介在していること,eEF2キナーゼ活性化は,主に小胞体から細胞質へのカルシウムイオンの流入によるものであり,AMP/ATP比の増加によるAMPK活性化が関わっている可能性も示唆できた。これらの知見に基づいて,低体温時のストレス応答に関与する分子メカニズムを考察した。

シソーラス用語： 低温症 ,  寒冷ストレス ,  応答 ,  作用機序 ,  酵素調節 ,  遺伝的調節 ,  翻訳【遺伝】 ,  タンパク質合成 ,  HEK293細胞 ,  *ペプチド鎖延長因子 ,  *タンパク質キナーゼ ,  セリン/トレオニンキナーゼ ,  細胞情報伝達 ,  イオン輸送 ,  生体内イオン輸送
準シソーラス用語： ストレス応答 ,  分子作用機序 ,  翻訳調節 ,  *eEF2 ,  *eEF2キナーゼ ,  AMPK ,  遺伝子発現調節 ,  カルシウムシグナル伝達 ,  カルシウム流入

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (7件)： 真核生物 ,  伸長因子2 ,  キナーゼ ,  翻訳 ,  低温ストレス ,  応答 ,  調節