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J-GLOBAL ID：201502287234814270   整理番号：15A0273932

血液と接触するポリウレタン用の細胞膜模倣被覆

Cell membrane-mimicking coating for blood-contacting polyurethanes

著者 (3件)： BUTRUK-RASZEJA Beata (Warsaw Univ. Technol., Warsaw, POL) ,  TRZASKOWSKI Maciej (Warsaw Univ. Technol., Warsaw, POL) ,  CIACH Tomasz (Warsaw Univ. Technol., Warsaw, POL)
資料名： Journal of Biomaterials Applications  (Journal of Biomaterials Applications)
巻： 29  号： 6  ページ： 801-812  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： T0291A  ISSN： 0885-3282  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,多段化学グラフト化用の有望な代替案になり得る,一段浸漬塗装技法を使ったホスフォリルコリン化合物で修飾したポリウレタン(PU)の単純で有効な方法を報告した。合成モノマを使う代わりに,大豆から抽出した市販入手可能なレシチンの天然起源のホスファチジルコリン(PC)を使った。レシチンは,他のホスホリピドと共に高いPC含有量(22%)が特徴であり,非毒性で高い生体適合性であり,通常,薬物や化粧品への添加材として,食品産業の乳化剤として使われている。得られた被覆は,自己組織性で細胞膜模倣性質を有していた。提案検討の目的は,被覆表面の生物学的および物理化学的特性に及ぼすPC分子表面濃度の影響を決定することであった。その結果,その表面修飾はPU表面の親水性を大きく向上し,PC分子が被覆上に均等に分布されていた。静的および動的の両条件下で,血液で改質された表面上での培養は,その表面の血栓形成の可能性を判断することができた。その結果,表面修飾PU表面は,非修飾PUに比べて,改質材料表面へのフィブリノーゲン吸着および血小板付着を著しく減少していた。血液で培養したした材料の分析から,改質表面の血液適合性が改良されたことを確認した。

シソーラス用語： *ポリウレタン ,  バイオテクノロジー ,  細胞膜 ,  *表面改質 ,  被覆 ,  *血液適合性 ,  *レシチン ,  *フィブリノーゲン ,  *血小板 ,  多段階過程 ,  化学修飾 ,  浸漬塗装 ,  生体適合性 ,  自己組織系 ,  濃度 ,  親水性 ,  均質化 ,  薬理作用 ,  グラフト化【化学修飾】
準シソーラス用語： グラフト化 ,  *ホスファチジルコリン ,  血栓形成抑制作用 ,  生体模倣技術 ,  *大豆レシチン ,  表面濃度

分類 (5件)： 高分子固体のその他の性質  (CG02025L) ,  血液・体液作用薬の基礎研究  (GW14010M) ,  脂質一般  (EB05010B) ,  その他への塗装,各種塗装法  (YJ04040T) ,  ポリウレタン  (YH07130G)

タイトルに関連する用語 (4件)： 血液 ,  ポリウレタン ,  細胞膜 ,  模倣