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J-GLOBAL ID:201502287385436285   整理番号:15A0520058

63Niイオン源を用いる平面示差イオン移動度分光法による芳香族化合物の無極性改質剤支援分析

Non-polar modifier assisted analysis of aromatic compounds by means of planar differential ion mobility spectrometry with a 63Ni ionization source
著者 (5件):
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巻:号:ページ: 2100-2107  発行年: 2015年03月07日 
JST資料番号: W2324A  ISSN: 1759-9660  CODEN: AMNECT  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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本論文中で著者らは,ターゲット検体に充分な化学的相互作用を与える適切な無極性改質剤の選択によって各種イオン移動度分光法(DMS)の選択性および感度の改善がなされることを示した。芳香族改質剤(ベンゼン)のDMS感度および分離能力が,5種の芳香族化合物(トルエン,エチルベンゼン,p-キシレン,1,2,4-トリメチルベンゼン(TMB)およびナフタレンの例を用いて立証された。これらの化合物は選んだ改質剤とπ-π相互作用を示した。補償電圧,ピーク面積,およびピーク幅に及ぼす改質剤濃度の影響を調べ,論じた。キャリヤーガス中のベンゼンの濃度が0.09%の時,トルエン,エチルベンゼン,p-キシレン,TMBおよびナフタレン混合物に対するピーク容量は約4倍増加した。改質剤と共に測定すると検体のプロトン親和性のピーク面積への強い影響が証明された。プロトン親和性が低い化合物(トルエン,エチルベンゼン)のピーク面積は芳香族改質剤濃度の増加に伴って著しく減少した。しかしながら,高いプロトン親和性を持った化合物のピーク面積は,ベンゼンをキャリヤーガスに加えると著しく増加した。キャリアーガス中のベンゼンの濃度が0.4%の時,ナフタレンのピーク面積は3倍以上であり,TMBのピーク面積はほぼ2倍であった。63Ni-イオン化源を装備したDMSにおけるピーク面積の増加はDMSフィルター域内の改良されたイオン移送によって説明された。これは,検体のイオン化効率の増加による芳香族ドーパントの存在で信号強度増加を示すAPPI源装備のDMSとは異なっている。芳香族改質剤の存在でDMSの高い応答にかかわらず,改質剤が無いキャリブレーションおよび0.15%のベンゼンがあるキャリブレーションについての検出限界はそれぞれ同じ範囲(14.2-99.2および10.6-89.5ngL-1)にあった。これらは主としてベンゼンおよびベンゼン2量体によって起こされるより高いバックグラウンド信号に由来する。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (1件):
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有機化合物の物理分析 
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