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J-GLOBAL ID：201502287462546072   整理番号：15A0694378

火災時における高力ボルト摩擦接合継手の最大引張耐力

TENSILE RESISTANCE OF FRICTION TYPE HIGH STRENGTH BOLTED JOINTS IN FIRE

著者 (2件)： 安藤秀平 (千葉大 大学院工学研究科) ,  平島岳夫 (千葉大 大学院工学研究科)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 712  ページ： 961-970  発行年： 2015年06月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 火災時における高力ボルト摩擦接合継手の引張耐力について,一定温度下における載荷実験と一定荷重下における温度漸増実験を行って検討した。その結果から,高温時に継手が破断する時の速度および最大引張耐力について考察した。その結果,以下の知見を得た。1)一定荷重下における温度漸増実験では,一定速度で載荷する一定温度下での載荷実験から得られる最大引張耐力よりも大きな耐力が発揮された。2)鋼材の高温引張試験結果を日本建築学会指針の最大耐力式に与えて求めた継手の予測限界温度に比較して,一定荷重下温度漸増実験による限界温度は全て上回った。3)高力ボルトがせん断破壊する場合でせん断面がねじ部に位置するときは,ボルト軸部の断面積を用いた場合の予測限界温度より実験での限界温度が若干上回ったが,予測限界温度時の速度は大きかった。4)荷重一定温度漸増実験では,加熱速度が火災時の継手の最大引張耐力に及ぼす影響は比較的小さかった。

シソーラス用語： 鋼構造 ,  高力ボルト ,  *ボルト継手 ,  *火災 ,  引張強さ ,  耐荷力 ,  載荷試験 ,  引張試験 ,  剪断破壊 ,  加熱速度 ,  *耐火性 ,  破断 ,  耐火設計 ,  臨界温度
準シソーラス用語： はしぬけ破断 ,  高温引張試験 ,  *高力ボルト摩擦接合 ,  最大耐力

分類 (1件)： 金属構造  (RA04050W)

タイトルに関連する用語 (5件)： 火災 ,  高力ボルト摩擦接合 ,  継手 ,  引張 ,  耐力