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J-GLOBAL ID：201502288010506932   整理番号：15A0526094

追肥窒素時期の違いが秋まき小麦「きたほなみ」の穂数・子実収量・子実タンパクおよび施肥窒素利用率に及ぼす影響

Effect of timing of additional N fertilization on spike number, grain yield, grain protein and N use efficiency of winter wheat cultivar “Kitahonami”

著者 (11件)： FUEKI Nobuhiko (Hokkaido Res. Organization) ,  FUEKI Nobuhiko (Dep. of Agriculture, Hokkaido Government, Hokkaido, JPN) ,  NAKAMURA Ryuichi (Hokkaido Res. Organization) ,  NAKAMURA Ryuichi (Hokkaido Res. Organization, Hokkaido, JPN) ,  SAWAGUCHI Atsushi (Hokkaido Res. Organization) ,  SAWAGUCHI Atsushi (Hokkaido Res. Organization, Hokkaido, JPN) ,  WATANOBE Kan (Hokkaido Res. Organization) ,  WATANOBE Kan (Hokkaido Animal Res. Center, Hokkaido, JPN) ,  SUZUKI Takeshi ,  UCHIDA Tetsushi ,  ONODERA Masayuki (Hokkaido Res. Organization)
資料名： 北海道立総合研究機構農業試験場集報  (Bulletin of Hokkaido Research Organization. Agricultural Experiment Stations)
号： 99  ページ： 61-72  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： F0675A  ISSN： 2186-1048  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 北海道における秋まき小麦新品種「きたほなみ」は多収である一方,茎数過多によって倒伏しやすいことと,低タンパクとなりやすいことから,窒素追肥法の最適化を図る必要がある。したがって,著者らはこれらの問題の回避を主眼として,起生期および幼穂形成期について,窒素追肥時期の違いを比較した。さらに,幼穂形成期・止葉期・開花期について窒素追肥時期の違いを検討した。幼穂形成期の窒素追肥は,起生期の窒素追肥に比べて茎数・穂数の増加を抑制するだけでなく,減収を伴わずに収穫指数(HI)や一穂粒数および子実タンパクを増加させた。このことから,「きたほなみ」のような茎数過多や低タンパクになりやすい秋まき小麦品種には,起生期追肥よりも幼穂形成期追肥がより適することが示唆された。さらに,幼穂形成期・止葉期・開花期について窒素追肥時期の違いを比較した結果,「きたほなみ」の施肥反応の特徴として以下の3点が明らかになった。(1)早期の窒素追肥には茎数・穂数の過多を助長し倒伏のリスクを高める傾向がある。(2)後期の窒素追肥には過繁茂を助長する傾向はない。(3)後期の窒素追肥の窒素利用率は高く,千粒重,容積重および子実タンパクを高める傾向がある。以上の結果は,「きたほなみ」のような生育後半の過繁茂と低タンパクを引き起こしやすい品種に対して効果的な窒素施肥法を構築する際の参考になると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： *追肥 ,  *施肥 ,  *窒素肥料 ,  *秋播コムギ ,  作物収量 ,  含有量 ,  倒伏 ,  成長段階 ,  栽培
準シソーラス用語： *窒素施肥 ,  *秋まきコムギ ,  きたほなみ ,  子実収量 ,  穂数 ,  タンパク質含有量 ,  幼穂形成期 ,  作物栽培

分類 (1件)： 麦  (FC03033M)

タイトルに関連する用語 (10件)： 追肥 ,  窒素 ,  秋まき小麦 ,  きたほなみ ,  穂数 ,  子実収量 ,  子実 ,  タンパク ,  施肥 ,  窒素利用率