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J-GLOBAL ID:201502288219577675   整理番号:15A0622103

砂質土の圃場条件下でのカリウムアベイラビリティに対するコムギの成長応答の模擬 II.カリ肥料に対する子実収量応答に及ぼす地中カリウムの影響

Simulating wheat growth response to potassium availability under field conditions in sandy soils. II. Effect of subsurface potassium on grain yield response to potassium fertiliser
著者 (4件):
資料名:
巻: 178  ページ: 125-134  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: W1910A  ISSN: 0378-4290  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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子実収量に及ぼすカリ肥料の影響は未だ不明だが,地中のカリウム(K)供給はコムギ(Triticum aestivum L.)の全K摂取量に重要な寄与をする。前回の検討では,地中(深さ>10cm)の土壌抽出可能なK(SEK)を考慮しても相対的収量(RY)予測は0~10cmの土壌層中だけのSEKに基づく予測と比較して改善されないことを示した。地中SEKの影響に関するここでの理解は圃場実験で直接測定された季節×地中SEKの間の相互作用の不完全な特性に限定されている。それら相互作用を理解するために,オーストラリア南西部(SWWA)の天水栽培環境の2か所と2種類の土壌型に対するコムギ成長を,SWWAの砂質表土に対して既に校正してある作物成長シミュレーションモデルAPSIMにより模擬した。子実収量に及ぼす地中SEKの影響の感度解析から,表土のSEKと比べて地中のSEKの有効性はKが富化した地中層の深さが増すに連れて指数関数的に低下することが分かった。この検討では砂質および粘土の上の砂質の土壌断面について,表面SEK層の範囲,地中SEKの深さ,地中SEK層,場所,年,地中根の制約およびK施肥率に対するモンテカルロシミュレーションを実施した。全感度解析により,深い砂質および粘土上部の砂質の土壌断圏では深さ0~10cmのSEKがRYに対して最も重要な因子であり,それに次いで深さ10~20cmと場所が重要なことが分かった。そのモンテカルロシミュレーションの結果により,K肥料の0~10cmSEKだけに基づく推奨モデルおよび地中SEKと共に0~10cmSEK,根の制約および播種時の貯蔵土壌水に基づく推奨モデルを開発した。正味の経済的利益(追加コストを超える収入の変化)が発生したのは,深い砂質での0~10cmSEKが40~60mg・kg-1と粘土上部の砂質での0~10cmSEKが40mg・kg-1以下のシナリオだけであった。SWWA土壌でのK肥料推奨システムによる最大収益改善力は粘土上部の砂質での0~10cmSEKが40mg・kg-1の場合である。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
麦  ,  土壌の肥沃性  ,  施肥法・肥効  ,  発生,成長,分化 

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