文献

J-GLOBAL ID：201502288274058091   整理番号：15A0741533

Arabidopsisの根毛と花粉のトランスクリプトームプロファイリングは頂端細胞成長シグネチャを定義する

Transcriptional profiling of Arabidopsis root hairs and pollen defines an apical cell growth signature

著者 (9件)： BECKER Joerg D (Instituto Gulbenkian de Ciencia, Oeiras, PRT) ,  TAKEDA Seiji (John Innes Centre, Norwich, GBR) ,  TAKEDA Seiji (Kyoto Prefectural Univ., Kyoto, JPN) ,  BORGES Filipe (Instituto Gulbenkian de Ciencia, Oeiras, PRT) ,  BORGES Filipe (Cold Spring Harbor Lab., NY, USA) ,  DOLAN Liam (John Innes Centre, Norwich, GBR) ,  DOLAN Liam (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  FEIJO Jose A (Instituto Gulbenkian de Ciencia, Oeiras, PRT) ,  FEIJO Jose A (Univ. Maryland, MD, USA)
資料名： BMC Plant Biology (Web)  (BMC Plant Biology (Web))
巻： 14  号： Aug  ページ： 14:197 (WEB ONLY)  発行年： 2014年08月 
JST資料番号： U7027A  ISSN： 1471-2229  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 背景:細胞発生の制御における現行の視点は,表現型が転写活性のネットワークにより定義されているという概念に基づいている。トランスクリプトミクスによりもたらされる多量の情報は,細胞特異的転写シグネチャの解析を通じてこれらのネットワークの定義を可能とする。ここでは,植物における構造と機能の保存の際だった事例である2つの線状頂端成長細胞である根毛(RH)と花粉管(PT)において,細胞レベルでの比較解剖学へのアナログを適応し,保存された転写シグネチャ,または保存された小さな遺伝子制御ネットワーク(GRN)の探索により本原理を検証する。結果:成長と成熟根毛細胞を分離するための新規手法を開発し,マイクロアレイ解析でそれらのトランスクリプトームを解析,さらにそれを花粉と他の単一細胞トランスクリプトームデータと比較した。主成分分析は,低分子量GTPアーゼと小胞媒介輸送と種々の特異的代謝応答のレベルでの重複したプロファイルと明瞭な類似性と共に,植物における頂端成長細胞のための共通転写プロファイルパターンを示唆する,RHとPHのデータセット間の統計的関連を示した。さらに,RHとPT間の同時制御性遺伝子のシス制御性エレメント解析は,頂端シグネチャを構成する遺伝子の発現に必要である可能性が高かった。これは嫌気生活に際した明確な転写応答に関連したモチーフの有意な発生を含んだ。結論:本結果はエネルギー収量に同期した頂端成長機構の維持が転写制御のコンビナトリアルネットワークを必要とするかもしれないことを示唆する。本研究は植物細胞の頂端成長の基礎となる機構のさらなる遺伝的と,生理的解明のための基盤を構成するはずであることを提案する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： Arabidopsis ,  *根毛 ,  *花粉 ,  *先端成長 ,  植物細胞 ,  花粉管 ,  *トランスクリプトーム ,  転写【遺伝】 ,  GTPアーゼ ,  小胞輸送 ,  主成分分析 ,  DNAマイクロアレイ
準シソーラス用語： 花粉管伸長

分類 (2件)： 発生,成長,分化  (EH02030U) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： Arabidopsis ,  根毛 ,  花粉 ,  成長 ,  シグネチャ ,  定義