抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2008年以降,北極海では,海氷減少速度が増加している。かつては,多年氷が支配的であり,海氷上に分布するメルトポンドは「淡水ポンド」が支配的であった,近年,海より塩水がポンドに浸み込みやすい一年氷が支配的となり,大きな塩分成層を伴った「塩ポンド」が支配的になっている。淡水ポンドの場合,ポンド内の水温極大は下部に現れ,ポンドの底での融解が起きやすい。一方,塩ポンドの場合には,水温極大は,ポンド表面近くに現れ,周囲の海氷の側面融解が起きやすい。つまり,「塩ポンド」のほうが,ポンドの拡大を促進させる効果が大きく,アイスアルベドフィードバックも効果的に働き,海氷面積減少速度が大きくなったと考えられる。(著者抄録)