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J-GLOBAL ID:201502289931077090   整理番号:15A0633164

水文水質モデルを用いた釜房ダム流域における豪雨による高濁度化の浄水処理システム影響評価

Impact Assessment of Heavy Rain-derived High Turbidity on the Water Treatment Supply System at the Kamafusa Dam Reservoir Watershed Using a Hydrological and Water Quality Model
著者 (4件):
資料名:
巻: 84  号:ページ: 2-14  発行年: 2015年05月01日 
JST資料番号: G0025A  ISSN: 0371-0785  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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気候変動による頻発が懸念される集中豪雨は水道原水の濁度上昇を招き,浄水システムに負荷を与える。本研究では,仙台市水道局の水源のひとつである釜房ダム流域を対象として,降雨とダム湖内濁度の関係を定量化し,濁度増加を通じた,降水強度増加の浄水コストに与える影響の評価法を例示することを目的とした。まず,レーダー・アメダス解析雨量によって見積もられる流域降雨を入力として,ダムへの総河川流入量及びダム湖内濁度を十分に予測しうる準分布型水文水質モデルをSWAT(Soil and Water Assessment Tool)上に構築した。また,濁度上昇の水道システム負荷の代表的な例として,浄水薬品(ポリ塩化アルミニウムと石灰)購入費及び浄水発生土の運搬と処分にかかる費用を取り上げ,釜房ダム湖水を原水とする仙台市水道局茂庭浄水場の実測値をもととして,濁度とこれらの費用の関係を推算した。具体的には期間中の3つの降水イベントを対象とし,各々について回帰式にて近似的に表現した。さらに,さきのモデル計算結果とこれらの式を組み合わせて,降水強度の増加と浄水薬品費及び浄水発生土処分費増加の関係を明らかとした。今回提示したこの一連の手法は,気候変動を踏まえた長期的な視点に立った水道計画の立案の一助になり得る。(著者抄録)
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分類 (2件):
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上水道工学・用水処理一般  ,  環境問題 
引用文献 (26件):
  • 環境省報道発表資料気候変動に関する政府間パネル(IPCC)「気候変動への適応推進に向けた極端現象及び災害のリスク管理に関する特別報告書」の公表について (お知らせ), http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14453 (accessed 2014年4月23日).
  • 国土交通省渇水情報総合ポータル. http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/kassui/kassui.html (accessed 2014年4月23日).
  • 独立行政法人水資源機構 平成25年5月~9月の渇水. http://www.water.go.jp/honsya/honsya/suigen/kassui/1305-09_kassui.html (accessed 2014年4月23日).
  • 内閣府災害情報のページ. http://www.bousai.go.jp/ (accessed 2014年4月23日).
  • Arellano, F. A. In Structuring the Implementation of Water Safety Plans in the Philippines through Multi-Sector Partnership and Integrating Climate Change Proofing Programs in the Plan, Water Safety Conference 2012, Kampala, Uganda, 13-15, Nov.; Kampala, Uganda, 2012.
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