抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Ford社製のトラックFシリーズはアルミニウムを多用して大ヒットした。Alcoa社は,テキサス州サンアントニオ市に,新型Micromil工程のコンパクト圧延パイロット設備を設置した。本工程による製品は,従来よりも強度が30%高く,成形性が40%向上し,リサイクル性がある,アルミ合金板の製造が可能な設備である。名称Micromilの頭文字Mは,大飛躍(major leap forward)を意味する。Micromilでは主として6000シリーズのアルミ合金製造を行うが,5000シリーズの製造も可能である。Micromil工程の特徴は,通常圧延機で20日かかっていた製造を,20分で処理できることで,製品の微細金属構造が通常の直接鋳造(DC)品と全く異なる。技術革新の骨子は,Alcoa社のA951表面処理と,独自熱処理にある。Fシリーズトラックでは,F-150のAピラーにこの成形品を採用している。本稿はこれらについて紹介した。