文献

J-GLOBAL ID：201502290261696557   整理番号：15A0670964

量子情報デバイスへ向けた半導体ナノワイヤ・カーボンナノチューブとプロセス技術

Semiconductor nanowires and carbon nanotubes and their process technology for quantum information devices

著者 (5件)： 石橋幸治 (理研) ,  石橋幸治 (理研 創発物性科学研究セ) ,  DEACON Russell S. (理研) ,  DEACON Russell S. (理研 創発物性科学研究セ) ,  飛田聡 (理研)
資料名： 応用物理  (JSAP International)
巻： 84  号： 5  ページ： 428-433  発行年： 2015年05月10日 
JST資料番号： F0252A  ISSN： 0369-8009  CODEN： OYBSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 量子情報プロセッサの概念の一例を示し,スピン型量子ビット,外部インタフェース用材料としての半導体ナノワイヤとカーボンナノチューブ(CNT)の可能性を述べる。必要な物理効果は,2重結合量子ドットのクーロンブロッケード効果,スピン軌道相互作用を用いて電界でスピンを制御する技術とその物理,人工原子としての量子ビットとマイクロ波回路共振器の量子的相互作用である。それを実現するためのInSb,Ge/Siナノワイヤの利点とプロセス技術を述べる。最後に単層CNTを利用するための分子とナノチューブのヘテロ接合を用いた高次構造作製について紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *量子情報 ,  *半導体素子 ,  *ナノワイヤ ,  *カーボンナノチューブ ,  インタフェイス ,  *量子ドット ,  Coulombブロッケード ,  スピン-軌道相互作用 ,  *共振器 ,  アンチモン化インジウム ,  ゲルマニウム ,  ケイ素
準シソーラス用語： *マイクロ波共振器 ,  シリコン

分類 (2件)： その他の計算機  (JC06020B) ,  半導体薄膜  (BK14040E)

引用文献 (28件)：

• J. Clarke and F.K. Wilhelm: Nature 453, 1031 (2008).
• M. Wallquistl, K. Hammererl, P. Rabl, M. Lukin, and P. Zoller: Phys. Scr. T137, 014001 (2009).
• X. Zhu, S. Saito, A. Kemp, K. Kakuyanagi, S. Karimoto, H. Nakano, W.J. Munro, Y. Tokura, M.S. Everitt, K. Nemoto, M. Kasu, N. Mizuochi, and K. Semba: Nature 478, 221 (2011).
• Y. Kubo, C. Grezes, A. Dewes, T. Umeda, J. Isoya, H. Sumiya, N. Morishita, H. Abe, S. Onoda, T. Ohshima, V. Jacques, A. Dréau, J. -F. Roch, I. Diniz, A. Auffeves, D. Vion, D. Esteve, and P. Bertet: Phys. Rev. Lett. 107, 220501 (2011).
• Cavity-QEDの物理ついては,上田正仁:現代量子物理学-基礎と応用(培風館,2004).

タイトルに関連する用語 (4件)： 量子情報 ,  半導体ナノワイヤ ,  カーボンナノチューブ ,  プロセス