抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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天板形状が及ぼす影響を定量的に評価するための嚆矢として,机上面に形成される心理的領域に関する実験ならびに,この実験を実施する動因となったテーブルのタイプが受講生に及ぼす影響に関するアンケート調査の分析内容について報告する。天板形状の違いにより属人生の高い排他的な領域の広さが異なることは,着座側の面が曲線状のテーブルではグループワーク時の個人タスク遂行中も個人ワーク時の個人タスク遂行中も同じように集中できるが,着座側の面が直線状のテーブルではグループワーク時の個人タスク遂行中よりも個人ワーク時の個人タスク遂行中の方が集中できることの誘引と考えられる。今回の実験により,これまでは見映えや雰囲気など主観的な評価の対象であった天板形状の僅かな相違がコミュニケーションを交わす人々の心理に影響を及ぼすことを客観的に示すことが出来た。コミュニケーション活動が大きな構成要素であるPBLに適した学習環境におけるテーブルデザインは重要な意義を持つと考える。