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J-GLOBAL ID：201502290438552011   整理番号：15A0723040

粉末焼結および粉末鍛造歯車の疲労強度

著者 (2件)： 關正憲 (岡山理大 工) ,  藤井正浩 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 設計工学  (日本設計工学会誌)
巻： 50  号： 6  ページ： 285-290  発行年： 2015年06月05日 
JST資料番号： S0898A  ISSN： 0919-2948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年は,粉末焼結材の強度向上のため,高密度化,超微粒化,焼入れ性や加工性の改善,黒鉛の拡散防止などが試みられている。本稿では,異なるNi含有率の鋼粉を用いた粉末焼結材ならびに粉末鍛造材で製作したローラおよび歯車の疲労試験を行い,それらの疲労強度に及ぼす材料密度ならびにNi含有率の影響について,溶製鋼で製作したローラと歯車の疲労試験の結果と比較しながら解説した。ばね負荷式二円筒滑り転がり疲労試験機を用いて,試験ローラを低速側,相手ローラを高速側としてローラの転がり疲労試験を行った。焼結密度7.01g/cm³の焼結ローラには多くの気孔が存在したが,鍛造密度7.50g/cm³の粉末鍛造ローラでは気孔がかなり小さくなり,鍛造密度7.84g/cm³になると気孔を観察できなかった.試験ローラの主な損傷形態はスポーリング損傷であり,試験歯車ではピッチング損傷であった。疲労試験の結果,材料密度が大きくなるほど試験片の疲労強度が大きくなった。また,損傷発生箇所における硬さが大きいほど,試験片の疲労強度が大きくなる傾向があった。

シソーラス用語： *焼結鍛造 ,  *歯車 ,  *疲れ強さ ,  緻密化 ,  微粒化 ,  焼入性 ,  加工性 ,  グラファイト ,  *ニッケル ,  ローラ ,  *疲れ試験 ,  鋼塊 ,  気孔 ,  スポーリング ,  孔食 ,  硬度 ,  *付加製造 ,  拡散防止 ,  *焼結密度 ,  疲れ試験機 ,  *粉末床溶融結合方式付加製造 ,  *機械的性質 ,  *強度 ,  腐食
準シソーラス用語： ピッチング【腐食】 ,  *含有率 ,  黒鉛 ,  疲労試験機 ,  *粉末焼結積層造形

分類 (2件)： 金属材料  (HC05020S) ,  歯車,歯車装置  (QB01060O)

タイトルに関連する用語 (5件)： 粉末 ,  焼結 ,  粉末鍛造 ,  歯車 ,  疲労強度